【12/1】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く 『ドルチェ』(誉田哲也)再読
12月1日のウォーキングコース
若宮大通(9:21)~大津通北上~栄交差点~伏見~納屋橋~笹島交差点~名古屋駅ミッドランドスクウェア前(10:00)
今日も午後から仕事なので朝からウォーキング。日陰は少しだけ肌寒いんですが、日なたは意外と暖かい。日なたばかりならウォーキングは楽しい(笑)。
先だって、『オムニバス』(誉田哲也)を読んでから『ドルチェ』(魚住久江シリーズ)をまた読みたくなりました。
これは『ストロベリーナイト』(姫川玲子シリーズ)とは全く毛色が違い、花の捜査一課ではなく、所轄の刑事なんですね。そういえば玲子も捜査一課から所轄に出てた時期もありましたね。ここでは殺人事件にまで至らない事件に取り組む場面が描かれてます。なんかこう、捜査一課のようにピリピリしているわけじゃなく、忙しいときもあるけど全体的に落ち着いた感じといいましょうか。なので格闘シーンや暴行シーンは一切出てきません。まあ、これが現実ですよね(笑)。
主人公がアラフォーの女性(独身)で、玲子のようにバリバリと仕事をするわけでありませんが、着実に調べて丁寧な捜査で結論にたどり着くという話が描かれてます。なんだか読んでてホッとするんですね。
・袋の金魚
単なる事故死と思われてた事件が替え玉による殺人事件の隠蔽だった、という予想外の展開でした。小さな子供が事故とはいえ亡くなるのは読んでても辛いです。
・ドルチェ
泊り明けだろうが非番だろうが、女性の取り調べは女性(久江)が行う羽目になるというのがリアルでした。実際、女性の刑事なんて所轄にはそうそういませんから、いかつい男性より女性のほうが話しやすいのは確かですから・・
・バスストップ
本庁からやってきて所轄を手足のように使うという誰からも嫌われる?捜査一課警部補が登場します。久江もボロクソ言われてて僕もちょっとカチンときましたが、里谷刑事部長が締めてくれてスカッとしました(笑)
・誰かのために
久江に憧れて?刑事講習で一緒に捜査を行っている「峰岸」がミエミエのやり方で40女(久江)に取り入ろうとしてるところでエンディングなのが笑いました。峰岸はそのうちいつか告るような気がします(笑)。
・ブルードパラサイト
昔の恋人の名前を自分の娘につけた被害者にドン引きしました(呆れ)。
・愛したのは百年目
謎解きにかなり時間がかかりましたが、本来の捜査ってこうなんですよね。でも現場検証時にふと気づいたことがポイントになるという、右京さん的なひらめきが披露されたのが良かったです。