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【11/27】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く 『内海の輪』(松本清張)

11月27日のウォーキングコース
名古屋駅ミッドランドスクウェア前(8:23)~笹島交差点~納屋橋~伏見~快活CLUB~栄交差点~大津通南下~若宮大通(9:33)

 今日はお休みで朝からウォーキング。昨日の夜は雨がすごかったので朝まで降り続くんじゃないかと思いましたがあがって良かった(^_-)-☆途中で快活CLUBに寄ってモーニングを食べました☆グランドジャンプの「ハボウの轍」はもう誰がスパイか潜入捜査員かわからなくなってます(笑)。

 先日、『内海の輪』(松本清張)を読了しました。いやあ、面白かった☆
「ページをめくる手が止まらない」って表現がありますがまさにそれ。電車の車内で読んでるので、早く電車に乗りたくて仕方がなかったです(笑)。

(ネタバレ)ボタンが死命を制する

 ・「内海の輪」
 いま改めて表紙絵を見ると、バックミラーに映る運転手の眼と、取れて落ちたボタンがが暗示的でした。序盤は今でいう「不倫」状態の大学助教授と衣料品店の女将の修羅場から殺害に至るまでの心の推移が描かれていて、ちょっと怖かったです。冒頭で時代を感じる「タクシー運転手あるある」が唐突に描かれていたんですが、これが伏線だったんですね・・。推理小説だけでなく愛憎小説も描けるのはさすが松本清張氏といったところです。解説でも触れられていましたが、この作品の後、大学の助教授が教え子を殺害して一家心中するという事件が発生してました。この事件は新聞や雑誌で大々的に報道されたので当時小学生の僕も知ってました。そのときの助教授の心情がこの小説を読むとわかる気がします。

・「死んだ馬」
 うまく逃げ切れると思った殺人事件も、刑事が感じたホンの僅かな「違和感」によって解明されてしまう・・というのを目の当たりにされると、当たり前ですが真っ当に生きるべきだって再認識しました(笑)。

 最近は松本清張氏のほか、黒岩重吾氏や笹沢左保氏も読んできましたが、やっぱり松本清張氏がいちばんのような気がします。

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