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【11/21】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く 『翳った旋舞』(松本清張)
11月21日のウォーキングコース
若宮大通(17:31)~大津通北上~栄交差点~伏見~納屋橋~笹島交差点~名古屋駅ミッドランドスクウェア前(18:15)
最近、朝はものすごく寒いですね。てか、まだ夏物のスーツを着てるから当たり前か(笑)。明日お休みなので衣替え(今更?)をしようかな。
松本清張作品を読み始めましたが、その中の一作、「翳った旋舞」を読了しました。四年生女子大学を卒業し、新聞社に入社したもののあまり華やかでない部署に勤務する入社2年目のヒロインが写真のミス(写真の主を取り違える)を起こし、責任を取らされる上司(部長)たちと処分を行ったさらに上司(局長)の社内抗争(!)に嫌気がさして新聞社を退社し新しい道を歩き出すという、以前黒川重吾作品で読んだような展開でした。あまり推理小説的な側面はなかったのですが、局長の追い落としを図る部長が電話交換手と関係を持ち、電話を盗聴させてスキャンダルを仕掛ける、というところが新鮮というか、時代を感じさせるものがありました。連載は昭和38年だそうですが、出版は1983年なので設定を現代風に書き換えたのかもしれません。あるエッセイストからは『お嬢さん転落小説』と評されているのにはちょっと笑ってしまいました。
松本清張氏がかつて新聞社に勤務されていただけあって、各部署がかなりリアルに描かれてます。
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