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情報化された資本主義はファンを作るゲーム

だと思った。

2024年6月、都知事選で50人超の立候補者が出て選挙ポスターが個人の広告に使われて大変なことになってるらしい。

以前より都知事選には変な泡沫候補がおかしな政見放送を行って注目を浴びることはあったけど、女性の全裸や出会い系サイトへの登録を促すようなポスターが貼られているのを見てよくこんなことを考え付くもんだと逆に感心した。

自分の感覚からすればこんなところに広告を出すような頭のネジが吹っ飛んだ団体に関わらないほうがいいと思うけど、よく考えれば広告の目的とは耳目を集めることだ。尖りまくった宣伝は尖ったファンを集める。何も活動しなければただのかかし。悪名は無名に勝る。

何かコンテンツを立ち上げて収入を得ようとする場合、行き着く先はファンをどう増やすかになる。そして、コンテンツの質を上げるより、どうやって大勢の目に留まるかが重要だと考えられる。回収できる見込みがあるのであれば、どんなところでも広告を打つ。

翻って自分にはそんな貪欲さはない。無課金で資本主義の海をちゃぷちゃぷ泳いでいる。釣り竿を作ればその日のおまんまにありつけるという幻想に浸っている。

でも、一本くらいは立派な釣り竿を作ってみんなから褒められたいものである。


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