自分の色
A Color of his own by Leo Lionni
自分の色は何色だろう?
自分の色が持てないカメレオンくんは悩みます。
というのはカメレオンなので居るところに寄って色が変わってしまうのですね。
大好きな絵本作家、レオ・レオニさんの「じぶんだけの いろ」訳 谷川俊太郎 好学社 を寝る時によく読んでいます。
読むというより眺めているという感じですが。
この本、色がとてもきれいで見ているだけで目の保養になっています。
ご存知のようにイラストもおしゃれで可愛らしい。
それだけでも充分なのですが、頭でっかちな大人はやっぱり何かしらの意味を求めてしまう。(←わたしのことです)
強く意見を言える人は赤のイメージ
スポーツが得意で活発な人は青
優しく穏やかな人は薄い黄色 ・・などなど。
(いささかイメージがステレオタイプな気もしますが・・)
時々、わたしはいったい何色だろう?と考える時があります。
長い物に巻かれるタイプなのでそれこそカメレオンのように相手の色に染まってしまっているのではないかと思いますね。
昔はそんな自分をとても情けなく感じていました。
まあ、今もそれは変わらないですが経年劣化年齢を重ねるにつれてそんな自分に対しての評価が少し変わってきました。
もういいじゃないか、と。
そんな自分でもこの年まで何とかやってこれたのだから。。
たぶん、自分の色なんて自分では見えないんでしょうね。
これからもあちこちでアタフタしたりペコペコしたりするだろうけどそれがどうしたというのだろう。
いろいろ疲れるけど生きるってそういうことなのかも知れませんねぇ。。