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OLYMPUS PEN-D を使ってみた

というタイトルの記事だが、使い始めたのは去年の11月くらい。

1台目

ハードオフのジャンクコーナーで見つけて買ってしまった。そう、「ジャンク」コーナーだ。まともに動くか分からない。一応買う前に少しいじってみて露出計は動いていてシャッターも切れることは確認した。

実際、レンズを分解・清掃して近所の公園に試写に行ってみても、露出計・絞り・シャッターは動いていて、何も問題無いかに思えた。

しかしそこは天下のジャンク品である。ちゃんと不具合があった。まず試写の段階で起きたのが、フィルムを巻き上げた際にシャッターが勝手に切れる現象だ。3回に1回くらいの頻度で遭遇した。Twitterで教えてもらったが、これは軍艦部(カメラの上の部分)を開けて内部を清掃すれば改善されるそうだ。

2つ目はファインダーのチリやクモリだ。ハードオフで見たときは気にならないと思っていたが、やっぱり気になった。これも分解して清掃すればいいだろう。

もう一つ、現像して分かったのが露出計が狂っているということだ。といっても完全に狂っているという訳ではなく、1段ほどズレているだけなので、フィルム感度設定をずらせば対応できるだろう。

分解・清掃

しようとした。

カメラ右肩にあるフィルムカウンターの所にある逆ネジを外せば、軍艦部が開けられる筈なのだが、どうしても開けられない。ペンチでこじっても、ドライバーを当ててハンマーで叩いても開けられなかった。レンズはあんなに簡単に開けられたのに!

しょうがない、諦めよう

2台目

そして迎えた2台目、今度はヤフオクで動きそうなのを買った。レンズ・ファインダーともに綺麗で、露出計は1台目と比較してキッカリ1段ズレていて(本当にズレているのは1台目の方)適正露出で撮れそうだ。巻き上げ時のシャッターチャージミスはあるものの頻度は高くなさそうだった。

さっそく Kodak ColorPlus 200 を詰めて、上野の国立科学博物館に試写を兼ねて行ってみた。(科博は館内の撮影が可能だ)

ColorPlus200 を選んだ理由は、まず単純に安いこと(カメラのキタムラで760円くらい)、そして低感度フィルムでどれくらいの暗さまで撮影可能なのか知りたかったからだ。薄暗い館内は丁度いい実験場だ。(EV値が7以下くらい)

十分じゃないですか!!!

見てくださいよこれ!! ハーフカメラですよ! 目測ですよ!

ISO感度200であるColorPlus200でも、開放F値1.9のPEN-Dに掛かればここまで明るく撮れるのだ! 撮影中はISO400にすれば良かったと思っていたが、杞憂だった。

後日

あ~、やっぱりだめだ。ま~たシャッターチャージミス連発しだした。ハーフカメラだから倍撮れるのに、半分ミスしてたら意味ないでしょうが!

よく観察してみると、遠距離(5m~無限遠)にピントを合わせているとチャージミスするみたいだ。また、シャッタースピードにも関係がありそうだった。これはやっぱり分解・清掃しないと駄目だろうか? 幸い2台目であるこれは錆びついておらず、分解出来そうではある。

どうしよう? 自分でやるのは怖いし、修理業者に依頼しようかな??

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