起き抜けの激痛でマインドフルネス③
今日は日曜日。
まだまだ左腕は痺れてますが、前よりも耐えられるようになってきたかな。
ちょっとした動きで首をグキッとしてしまうので、首に巻くソフトカラーは欠かせません。
あせもの季節になったら困るかなぁ。。。
痛みに耐えながら腕を動かしていた時。なにを思い出したかというと。
17年前、仕事の忙しさで鬱になってしまい、休職して家で療養してた頃。
お薬も飲んでいたので、何もすることができず、かといって一人暮らしなので、余計なことを考えなくて済むように、NHKの教育テレビをほぼ流しっぱなしにしていた。
教育テレビの、静かだけど音がある感じが、ウツの時には支えになるんです。
その日も、見るとはなしに付けていたテレビで、チバレイこと千葉麗子さんがヨガをやっていた。
そのヨガというのが、
五体投地の礼拝。
なんじゃそりゃ?という名前ですが、ヨガというよりも、神様、仏様の前で自分を全て投げ伏せてお祈りを捧げるというもの。
立っている状態から、両膝、両手、そしては体を付けてお祈りをする。
こんな動くヨガがあるんだ?
そう思って思わずやってみた。
テレビを見ながら、右膝、左膝、右手、左手、順番に動かして、額を床につける。
全てを投げ出して、拝む。
そして元の姿勢に戻る。
それを何度か繰り返したら、なんとも言えない気持ちの落ち着きが感じられた。
なんだろう。この穏やかさ。
すごい、これってなんかいい。
そこから私は、動くタイプのヨガがあることを知り、そしてアシュタンガヨガへと邁進していくのでした。
ただ、今思い返したら。
あのシンプルな動きの中で感じた心の穏やかさは、マインドフルネスの瞑想そのものだった。
それまで鬱々と自己否定の思考を繰り返していた頭の中が、からだの動きに完全集中することで、思考する暇を失い、すっきりと澄み渡っていく感覚。
あぁ、そうだったのか・・・。
これだったのか・・・。
背中と腕の激痛の中で気づいたのは、このことだった。
私、ずーっとこの穏やかさを求めて色んなことしてたんだ。
夜中、ウンウン唸りながら腕を上げ下げしていた私は、この気づきに驚くと同時に、思わず笑ってしまった。
もうちょっと早く気づけよ〜!
でも、この痛みがあったからこそ、自分がこれまで学んできたことを、自分の感覚としてしっかりと理解し直せたのかもしれない。
それなら、よかったかな。
気づけたから、痺れは治ってくれたりしないかな〜(笑)
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