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国際列車 タンザン鉄道の旅 その1

2024年1月2日
今日は朝から準備万端。めざすは国際列車の始発駅!
ザンビアの首都、Lusakaから、バスで4時間(かかる時点でいろいろツッコミどころがあるのですが)、無意味に大きな鉄筋の駅舎が(これまた町から少し離れたところに)そびえ立っていました。
出発予定は午後4時で、私たちが駅に着いたのは午後1時頃なのでかなり余裕です。
さあ、切符を買って列車を待つぞ!と、切符売場を探そうとした時、近くにいた女性が声をかけてきました。
「なんですか?」
と、怪訝な面持ちで訊ねると彼女は
「今日は列車は来ないよ」
と言うのです。
「はい~い?」
何のご冗談。アタシャちゃんと調べてきてるんだからねえ、バカ言っちゃいけないよ、と軽くあしらってそのまま切符売場を探そうとしました。すると彼女は
「ほら、そこの貼り紙をご覧なさいよ❗️」
と、駅窓口の一部に貼られた紙を指さしました。私たちはそれを言われるままに目にして、次の瞬間、
「ッ!」
言葉もなく固まってしまいました。

しれっと貼られた遅延のお知らせ

そこには『2024年1月2日午後4時に出発予定の列車は、1月3日午前10時出発になりました。我々にはどうもしようがないのよ。不便をお掛けします』みたいな内容が書かれていました。

「ホンマや~」
と愕然としましたが、立ち尽くしているわけにもいきません。本当に明日には列車が来るのか、切符はそれでも買えるのか、さらには今夜の宿はあるのか、解決しなければならない問題が盛りだくさんです。
駅舎の中の窓口という窓口はすべて固く閉ざされていて、係員の姿もなく、呆然となってしまいました。とにかく確実な情報を知っている人物をさまよい探し続けてホームまで出て歩いていると、そこに鉄道会社の関係者らしき人が立っていました。
彼らの話では、列車は明日10時に出発予定だから、それまでに来ればよい、切符も明日の朝に買えるということでした。

これでひと安心。さあ、次は今宵の宿探しです。
幸いなことに、私たちを駅まで送ってくれたタクシーの運転手が駅の最寄りにあるホテルまで案内してくれたので、難なく落ち着くことができました。

さて、明日はどうなるか、お楽しみに。

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