美香の波乱万丈旅 その4『トルコを脱出せよ!』
イギリス行きの航空券は手に入れたものの、今のご時世、いつ何時状況が変わるか分かりません。
実際、6月15日からギリシャが外国人観光客の受け入れを表明したのですが、その2日後、規制を再び強化し、フライトの減便、入国許可リストから一部の国を外した例があります。
様子を伺っている場合ではない。入れてもらえるうちに入ってしまえ!
そんな思いでイギリスへ向かうことにしたのですが、今回ほど必死に「健康」であろうと努めたことはありません。
長い間生きていれば、風邪もひけば、熱🤒だって出します。
普段なら多少体調を崩したぐらいで騒ぐことはありませんが、今は、微熱があろうものなら即検査送り、最悪は病室監禁です。
トルコ国内では長距離バス車内、ホテルのチェックインカウンター、空港入り口、全てで体温チェックが待ち構えていて、37.5度以下を維持しなくてはなりません。
もちろん、ふつうに過ごしていればよいのですが、緊張のあまりかえって熱が出そうです💦
そうして7月10日早朝、満を持して空港へ向かいました。
政府や航空会社のサイトによると、飛行機の搭乗までになんだかんだと検査があってかなり時間がかかると聞いていたのですが……
手荷物を預けてパスポートコントロールを終えるまで30分、かかったかな?
体調検査らしきものは、空港入り口の体温チェックだけ。
オーバーステイに関して、どこぞのオフィスへ立ち寄って手続きを済ませなくてはいけないとも聞いていたのですが、それもなし。全体的に飛行機の利用者が少ないので長い列に並ぶ必要もなく、いつもより早く手続きが済みました。
え、本当にこれだけ?
かなり拍子抜けでしたが、何事もないことはありがたいことです。
こうして私は、3ヶ月半過ごしたトルコをようやく出国したのでした。
続くぅーー