お金の使い方
お金を「不幸の道具」にしない、というお話をします。
お金って不幸なの? そういう質問が聞こえてきそうですね。
※音声で聴きたい方はこちらでどうぞ
幾朗はSDGs推進派です
お金が「不幸の道具」になってしまいました
お金を稼げないと不幸になる、そう思っていませんか?
カネ稼ぎできないで大人になれるのか?
お金が稼げないで生きていけるのか?
そう言われると恐怖を感じませんか?カネ稼ぎできないと人じゃない、お金を稼ぐ人が社会人だ、そう思ってらっしゃらないですか?
こうして学校では、恐怖を植え付ける教育が行われています。仕事を見つけろ、会社に行け、通勤ラッシュに慣れろ、育児は誰かにませろ、仕事をやれ、会社に貢献しろ、結果を出せ、売れ、稼げ、もっと、もっと、・・・
これでは、お金は人を不幸にする道具として使われてしまっています。
そんなことないよ!お金いっぱいもっていれば、幸せだよ!
そいう言う人が、いっぱいいるでしょう。
では、考えてみて下さい。
そのお金を稼ぐために、一日いったい何時間働いているのですか?
生きるのが主なのに、お金の奴隷になっていませんか?
お金が無い無いと嘆いて、死ぬ人もいますね。お金が欲しくて、人を騙す人がいますね。オレオレ詐欺は毎日毎日ニュースになります。挙句の果てに、お金が欲しくて、人殺しする人もいますね。戦争は、いわば国家によるお金儲けです。
本来は幸せになるためだった「お金」を稼ぐために、人は時間を奪われ、心を奪われ、人生を失っていきます。
お金が「不幸の道具」、不幸になる道具に変わってしまいました。
お金、それ自体に何の罪もないですが、それは時に、持つ人の心を腐らせてしまいます。
我田引水という言葉を聞いたことがあるでしょう。水を自分の田畑だけに引いて、それが故に他の人たちの田畑が枯れ果てて、作物が実らなくなってしまうことです。自分だけが良ければ良い。我田引水した人にとっては、自分の田畑の作物が高く売れるので、もっともっとこのお金という「不幸の道具」が懐に入ってきます。自分は幸せになったつもりでも、社会の中で一人だけ喜んでも、周囲の人は喜びません。
こうして、人が虜になる「不幸の道具」の絶大な効果に気付いた人たちは、「不幸の道具になったお金」を「富」と呼んで賛美し、どんどん膨らませていきます。お金という「不幸の道具」を牛耳っている人たち、想像を絶する大金持ち(この文脈では「大不幸持ち」)、その人たちは先に述べた、金儲けしないと不幸になるぞ、という恐怖教育で人を煽り、自分以外の人から、どんどん「不幸の道具」を集め、自分の懐に貯め込んでいきます。
これを「資本主義」と言います。
いま、世界中で起こっている富の偏在や、貧富の格差の拡大は、この極めて分かりやすい現象によって起こっています。
このままにして行って、良いのでしょうか?
お金を「幸せの道具」にする方法はないのか?
人間には「知恵」という能力がありますね。これを使うのはタダです。
ここからは、お金を「不幸の道具」から「幸せの道具」に替える方法を考えてみましょう。やり方は、とても簡単です。ここに示す方法で、あなたのお金を使ってみましょう。
お金を幸せのために使う
お金に幸せを乗せる
お金が幸せを運ぶ
お金で幸せにしよう
えっ?イメージがわかないって?
そうか、これではよく分からないかもしれませんね。
ではこうしてみましょう。
「お金」と「幸せ」の間に「人」を入れてみる
お金を 人が 幸せのために使う
お金に 人は 幸せを乗せる
お金が 人に 幸せを運ぶ
お金で 人を 幸せにしよう
そして、上記の「人」が「誰」なのか書き換えてみましょう。
お金を 私が 幸せのために使う
お金が 私からの 幸せを乗せる
お金が 受け取った人に 幸せを運ぶ
お金で 受け取った人を 幸せにしよう
そして、こうなります。
お金は「私」も「受け取った人」も幸せにする
これに必要なものは、何でしょう?
それは「愛」です。
愛は「ギフト」です。「真心」です。
愛は「見返りを求めない」愛です。
子どもを抱きしめる親の心に、見返りはありません。
見返りが欲しくて、子供を学校に通わせたりしません。
見返りが欲しくて、子どもにお金を使ったりしません。
あなたが「愛」で「お金」を使う時、相手も自分も幸せになります。
これが、自分だけだったらどうなるでしょう。
相手は幸せではありません。
相手が幸せじゃないと、自分も幸せになりません。
一部の人は、この感覚が欠如する「心の病気」にかかっています。
自分さえお金が儲かればいい。儲かったお金は他に人には使わない。どんどん、どんどん、貯め込んでいけば、そのうち世界は自分のものになる。
いま、世界の富は一握りの人たちが握っています。これって、幸せですか?
いまから、たった今から、誰もが幸せになれます
お金の使い方を変えるのです。
相手のためにお金を使う。
相手が喜ぶお金の払い方をする。
つまり、相手が幸せになるように、お金を使うのです。
金は天下の回り物、とはよく言ったものです。
お金が一か所に滞ると、お金自体は変化しませんが、持っている人の心を腐らせます。その腐った心は、もっと欲しい、もっと欲しい、と際限ない欲望に苛まれます。これはもはや病気です。
毎日やっている、お金に関する自分の行動を、振り返ってみましょう。その行動、ひとつひとつを、深く考えてみましょう。
あなたのお金は、誰かを幸せにしていますか?
不当に安いお金で買っていませんか?
売る側、買う側が、対等ですか?
お金を使う時、ああ消えていく~、と感じていたら、それは死に金です。
お金を使う時、このお金で幸せになってね、と願えたら、それは生き金です。
では、どうやって生き金にすればよいのでしょう?
次回は、生き金についてお話ししましょう。
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