東大出てヨーロッパ放浪セレブ旅(4)

ドルチェヴィータ in ローマ!

「甘い生活」。フェデリコ・フェリーニの映画で有名になったローマの甘い生活。私にとっては、これが甘い生活。ローマ人の彼、湿度の高いローマの暑い夏、ジェラート、日本では危ないから乗りたくなかったバイクの後ろも、ローマ人の彼の大きなバイクなら安心して乗れる。それに、バイクでないと、渋滞がすごいので、ものすごく移動に時間がかかってしまいます。昼間の暑さが少しやわらいだ夜、ローマ郊外からバイクで中心地に。パンテオンやとレヴィの泉など、美しくライトアップされていて、とってもロマンチック。おいしいジェラートやさんのまわりには、みんなが集まってます。高校生のときも毎日のように学校帰りにジェラート屋さんに通っていたぐらいジェラートは大好き!日本と違って、標準がダブルです。私は、日本人らしく、甘すぎるのは苦手で、例えばチョコレートの甘さを緩和するのに、レモンのソルベを合わせたりするのが好きだったのですが、ここでローマ人の彼からダメ出し。笑 「その組み合わせは合わないからダメ」と。ローマ人的には、甘いクリーム系は、どうも同じようにクリーム系と合わせないとダメみたい。ソルベ系は同じようにソルベ系と。例えば、レモンとカシスのソルベの組み合わせ。クリーム系だとミルクとコーヒー味とか。クリーム系のコーヒーとソルベのレモンを合わせてはいけないのです。でも、今にして思えば、私の組み合わせって、フランス的な気がします。ケーキで、チョコレートケーキにラズベリーソースなど合わせたりしてますから。ロンドンではあんなにかわいそうな食生活だったのに、お料理上手なお母さまや彼のパスタとジェラートを毎日食べてるうちに、少々お腹がポッコリ。彼に注意されちゃいました。日本人らしく、出されたものは残さず食べないと失礼、と思って、毎食完食していたせいです。いえいえ、これはエクスキューズで、美味しすぎて毎食食べすぎちゃってたからですね!夜でも濃ーいエスプレッソを飲む習慣もこの時に。もともとロンドンでもイタリア人の友人たちから、ディナー後にエスプレッソを飲む習慣は学んでましたが、ここで定着。眠れなくなるのでは?なんて心配は無用。飲んでカフェインが働き始める前に寝てしまえば全然大丈夫。モカ、と呼ばれるピラミッドを2つとんがってる方同士を合わせたような形の道具で、エスプレッソを抽出します。まるで茶道のように、決まった手順と決まりがあるのがおかしくておもしろい。この時以来、エスプレッソはずっとこのシンプルなマシーンで。マシーンというほどの機械ではなく、笑っちゃうほどシンプルな道具ですが、後に流行ったカプセルを入れて電気で淹れるエスプレッソより、この原始的ともいえる方法が、一番おいしいと思うし、一番好き。毎日、こんなふうに彼との甘い生活を送っているうちに、日本から友人が来る日がやってきました。2人で夢の島、カプリへ!

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