ミカマリー(2)

マリー・アントワネットは、フランス王妃でヴェルサイユ宮殿に住んでいます。いえ、住んでいました。わたくしは、少々目立った環境で育ちはしましたが、一般市民です。できることは、マリーの気持ちになって考えてみることぐらい。これならできます!まず、ずっと気に入らなかった床を総取り替え! 私の目にはチープにうつるフローリングもどきの床を取り替え! 「ベルサイユ寄木床」(パケ・ベルサイユpaquet Versailles)と呼ばれる、ヴェルサイユ宮殿と同じ組み方をした寄木の床。

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まずは、床を全部これに変えます。一つ一つ木片を組んでいくので、時間も手間もかかる。=かなり高価な床です。なんといっても、ヴェルサイユ宮殿ですからね!

すると、この仕事の手配をお願いしていたインテリアデザイナーの友人が、おもしろいものを見つけてきました。

それは、パケ・ベルサイユのパネル!

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つまり、小さな木片一つずつを組んでいくのではなく、すでに出来上がってある程度の大きさになっているものがパネルのようになっており、それを敷いていくのです。10cm x 40cmぐらいの木片を一つずつ組み合わせていく気が遠くなりそうな作業から、1m四方ぐらいのパネルを4、50枚敷く作業に変わりました。ぐっと簡単に、早く。イコール、グッとお安くできることになりました!ずっと不満だったチープなフローリングとはおさらばです!さて、ここにマリー・アントワネットらしさを取り入れるには?漆はどこに?アンティークの漆蒔絵が使われたコモードなどを購入するのも一案ではありますが、それでは「プロデュース」したとはいえません。しかし、時間と費用を王妃のように使うのは無理。どうしたら?何ができるでしょう?



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