【宇治散策①】老舗お茶屋本店で過ごす、年末のくつろぎ時間。
昨日、友人と電車で宇治へ行ってきました。
通勤で毎日京都に通っているにもかかわらず
実はあまり訪れていなかった場所。
そして、元々は
もう1週前に予定していたのですが
私が体調を崩して延期になっておりました。
年内に約束を果たせてよかった!
今年最後に、穏やかでホッとする時間を過ごせました。
駅で感じるお茶の香り
京都駅で乗り換えて、宇治駅まで約15分。
駅に着いて外にでたら、フワッと漂うお茶の香り。
懐かしい!!と思った私。
それは、私の実家がある町に茶畑があるから。
岐阜県の山の麓近くにある我が家の周りでは
茶摘みの時期に、お茶の香りが漂います。
当時、家から学校に通う道で感じていたことや
その時、見ていた景色が浮かんできました。
香りって、ほんと記憶を呼び起こしますよね。
製茶工場を営んでいた家の幼馴染のことや
茶摘み体験をした中学時代の記憶までが
一瞬で蘇る不思議。
辻利兵衛本店で焙じ茶を味わう
そんな思い出を友人に伝えたりしながら
最初に訪れたのは、駅から徒歩5分の
「辻利兵衛本店」
賑わう駅近くから少し離れた
住宅街の中にひっそりとあるお店。
落ち着いた時間が流れる場所です。
お庭には、はっさくの木もありました。
入り口の紅葉に癒されながら、さっそく店内へ。
注文したのは
玉露茎焙じ「甘露火」という焙じ茶。
注文すると季節の生菓子も付いてきます。
私は焙じ茶が好きなので
職場の食堂の給茶機でも、迷わず焙じ茶を選ぶのですが
全然格が違う美味しさ!!
(当たり前・・・笑)
さっぱりとしていて、上質な香ばしさ。
カフェイン少なめで、夜でも安心とのこと。
友人は玄米茶を注文していたので
お互いのお茶も楽しみつつ
話に花も咲きました!
中村藤吉本店でパフェを堪能
続いて、訪れたのは「中村藤吉本店」
宇治駅からまっすぐ歩くと見えてくる場所。
観光客の目にも止まりやすく
オープン時から行列が出来るお店です。
実は、私たちはまず
こちらの順番待ちの予約をしてから
先ほどの辻利兵衛本店へ向かいました。
20組以上が待つ状況だったので
ゆっくり焙じ茶を堪能してから戻って
ちょうど良いタイミングでした!
こちらのお店でのお目当ては「まるとパフェ」
創業当時の屋号「丸屋藤吉」からきている
◯に十の「まるとマーク」が
クリームの上に抹茶で描かれています。
竹の器に入っていて、中身が全然見えないのも
なんだかワクワクする!
中には、抹茶シフォンや生茶ゼリー、
白玉やソフトクリーム、ミルクアイスまで!
クレープ生地のお菓子も入ってます。
意外だったのは
ゆずとりんごが入っていたこと。
抹茶にフルーティな爽やかさが加わって
幸せな気持ちになりました!!!
それと、ウエルカムドリンクとして
玉露のお茶もいただきました。
お茶の説明書きには
「海苔の香りに似た独特の覆い香」とあって
え、海苔?と思ったのですが
たしかにじっくり味わうと感じる!と驚きでした。
日常に、お茶の時間を!
今回、老舗お茶屋さんを2軒はしごして
日本のお茶文化をもっと日常で感じようと思いました。
日本人だからこそ
当たり前になりすぎている、お茶の存在。
忙しかったり、心に余裕がないと
お湯を沸かすことすら面倒になる・・・。
岐阜のお茶の町で育ち、今は京都で働いている。
そんなお茶と繋がりのある私は
コーヒーより断然、お茶派。
ハーブティや紅茶もいいけど
やっぱりホッとするのは、日本茶だったりします。
私の価値観の土台である「穏やか」を満たすのにも、お茶は重要なアイテム。
心を落ち着けて、香りや味に対する感覚を研ぎ澄ますことで
「今」を感じていきたいなと思いました。
きっと追求しだしたら、とても奥が深く
いつか茶道教室にも通いたいなと思う日々。
まずは、日常のお茶の時間を大切にしていきます。
おすすめのお茶があったら、ぜひ教えてください!