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豆の脳
馬に乗ってる女たち、言い方をかえると乗馬をなさるご婦人たち。スウェーデン人知り合いにも結構な確率でいる。
そして口を揃えて言う。
「馬の脳みそは豆くらいしかない」
日本語的にいうと、馬の理解力はとても低い、とでも言おうか。
先日イメ子と散歩していると、秋もだいぶん深まり、至る所の木々たちが今年最後のおめかしをしていた。
もう散った葉っぱも多いところでは、その上を歩くとガサガサ、ワサワサと乾いたおとを聞ける。
秋だなぁとしみじみ。
しばらくして少し開かれた道にでると、いつものように馬が2頭、モグモグを草やらりんごやらを齧っていた。
イメ子は馬の柵の近く、しかも楓の木の下の落ち葉がこんもりしたところで、ちっこをした。
いちおうはハーフのオトコノコなので、用を足した後、後ろ足でザッザッと土蹴りをする。
さっきも言ったように、落ち葉の季節だ。いつもとは違う音にびっくり仰天したのは馬たち。
イメ子のザッザッで驚いて、うおーっと走り出した。しかも2頭。
びっくりいたした。。。
そこで改めて思い出した。
乗馬女子の言葉を。
脳みそだけじゃなくてきっと心臓も豆みたいなんじゃないか。
大きくてビビりって、暴れ出したら恐ろしい。
身体は豆みたいに小さいイメ子だけど、
目の前で馬2頭パニクっててもしらーん顔で、ウォーキングをすすめる。
きっと心臓に毛が生えているのかな。人と犬にはビビりマッチョなんだけどなぁ。