適応障害になった話
GWが始まってすぐに、突然脳の調子が悪くなった。
バッテリーが持たなくなったスマホみたいになった。
兆候はほとんどなかった。ちょっと忙しいなぁと思ってはいたけど、定時に帰ってたし、自分に合った仕事に就けて嬉しいなぁと思っていた。
強いて言うならすごい緊張するなぁ、っていうのと、首と肩がめちゃくちゃ凝るなぁ、ってこと。
転職したてということもあり「慣れるまでって大変よねぇ」と軽く捉えていた。
なのに、ある日突然。
人と話している最中に、どんどん頭が熱くなってきた。
熱があるときとは違う、例えるなら模試が終わった後とかの「脳みそ使いまくった時」みたいな感じ。
その日から買い物に行っても、文字を読んでも、脳のバッテリーが発火してるような感じがして、急に涙が出るようになって。
一週間ずっと寝ていたのに、全然良くならず。
どうにも仕事なんて様子ではなくなって、病院に行った。
あっという間に適応障害と診断がついて、その日から休職になった。
それから毎日、寝たり起きたりしている。
最初の頃に比べると、寝る時間は減ったけど、起きてもバッテリーが上がらずにやれることが少なくて困っている。
こんな時でも字は書ける。掃除や洗濯もできる。
でも、どうやら脳の容量が少なくなってるせいで料理とか買い物は工程が多すぎてできないし、昨日は昼間に大通りを歩いただけでバッテリーが上がってしまって帰ってきた。
これはできるのにこれは無理なの?と自分でも思いながら過ごしてる。
今までの私だったら、こんな時でも何か学んだことを、何か前向きなことを、と探して書こうとしていた。
そう思わないと自分が保てない気がしたから。
でも今は、違った気持ちを抱いている。
なんというか、そんなもんなんだなぁ、と。
ここから何かを得て糧にする、みたいな肩に力が入った感じじゃなくて、今は調子が悪いんだなぁ、きっと調子が戻ってきたら私は何か変化していくんだろうなぁ、と水の流れみたいな感じで自分を見ている。
時が経てばどうにかなるのは知ってる。けど、こんなにできなくなっちゃってどうしよう、の間でふらふら、ぼんやりしている。
書いていることも気持ちも行ったり来たり。
なかなかうまくいかないね。
でも生きることって、そんな感じなのかなぁ、とも最近思うのです。