人生がドラクエ化した6つの考え
筆者は映像からイラストに写真やダンスなど色んなスキルを有しており世界中を旅しているのだが、小学生の時にやったドラクエの影響が大きいと思う。
実は現在滞在しているスペインはドラクエ7のCMや実写版ジョジョのロケ地だったりして、扉を開けるとファンタジーで見ていたような世界に毎回ワクワクしていたりする。
とはいえゲームの世界に没頭しすぎても人生は好転しないので、今回は人生をドラクエ化して毎日をワクワクしながら過ごすドラクエ好きな筆者の考え方的なものを紹介するぞ。
これを読んで日常をドラクエ化してみてくれ!
(ちなみに筆者はドラクエは以下のものしかやったことない)
1, 失敗してもG (ゴールド) は失うが経験値は残る
(写真: サン・パウ病院)
ドラクエをやっていると、「強いステージで無理して戦いを挑む」か「レベル上げの修行をしてから強いステージに進むか」という選択肢を迫られる。
一発攻撃を食らっただけで死ぬレベルのステージは経験値すら残らないが、少し背伸びをしてギリギリ行けるくらいのステージの場合は進みながらレベルが上がってなんとかクリアできた時の喜びは大きい。
我々の生活がどこかワクワクしていないのなら、ちょっとだけ未知のステージや強いモンスターのいそうな場所を目指してみるのもありなのではないか。
2, どの武器を買うべきか考える
ある程度お金がたまると道具だったり武器だったり防具を買える。
さっさと武器を買うのか、少し貯めてからもっと強い武器を買うのか。回復用に薬草を手に入れるのか防具で攻撃を防ぐのかなど、先の戦いを見越した上でお金の使い方が迫られるのだ。
ブーメランの方が合計ダメージを与える量が大きいとか、キャラ的に剣を持たせた方が特技を活かせるなどダメージを計算した上で武器を買い、そこでどのくらいのモンスターを倒せば利益を回収でき次の武器が買えるのかをざっくり把握する。
実は武器をケチっていると結果的に時間がかかる場合が多いので、攻撃力を高めることは現実世界でも大切だったりする。
3, 職業を組み合わせてオリジナリティを出す
ドラクエではダーマ神殿などで職業を選択できるのだが、そこで選んだ職業をある程度極めると職業に応じた呪文が身につく。
実は筆者も映像とイラスト制作を組み合わせて作品を作ったり、料理と写真を組み合わせたりと複数のスキルを組み合わせることで何かを産み出したりしている。
そしてどのスキルも途中でコロコロ変えていれば初級スキルしか身に付かないので、やるからにはずっとやってても苦ではないものを選んでみることが大切だ。「遊び人」も極めれば「賢者」になるという設定はゲームクリエイターというドラクエ製作者の遊び心だよね。
4, 金なし、コネなし、スキルなしがデフォルト
「孤独です」とか「お金がないです」とか「何もできません」と言っているのはつまり、「はじまりの町」から踏み出していないということだ。
そこを絵なりカメラなり音楽なりの道を進めば誰かしらと繋がることもできるしスキルもつくし、YouTubeやネットからお金も入ってくるかもしれない。
スライムレベルでもいいからモンスター(問題)を倒しまくろう。
そもそも「何もない状態」がデフォルト(初期設定)なのだからそこから少しでも向上しているのであれば良しとしようじゃないか。何かを失ったとしても経験値は残るのだから。
5, 街を救ったくらいでいい気になるな!
スキルを身につけて収入なり賞なり目標を達成することもあるだろう。
だが、そんな中ボス程度倒したところで冒険をやめてしまっては勇者の名が廃る。せっかくなら、自分のスキルを使ってもっと多くの人がハッピーになれる方法を考えるのだ。
「俺、あの街救った勇者なんすよ」と言っている勇者ほどダサいものはない。無口で雨にも負けず風にも負けず淡々と世界を平和にしていくその強くて優しい姿に憧れるのだ。
6, 縛りがある方が面白くなる
「自分はイケメンじゃない」「お金がない」「コネがない」などの足りないものはむしろ人生をゲーム化する上で最高の縛りだと捉えよう。
ドラクエでも「ヤンガスだけ何も装備させない」とか「キーファに一切攻撃させない」などの自分ルールを決める”縛りプレー”をすることでゲームの難易度をあげて楽しむ方法がある。
筆者は20歳を過ぎて実家暮らしのフリーターのプー太郎のお金のない状態から、「ここからお金かけずにクリエイターとして冒険じゃぁ!」とまずは無料ソフト縛りで制作を始めたことでキャリアをスタートさせることができた。意外なのだが、制限がある方が面白いものが作れたり強くなれることもあるのだ。
できないことを受け入れた瞬間できることが見えてくる。
まとめ
サグラダファミリアを見た瞬間「あそこに魔王がいる」とか「街に突如現れた魔物の塔」を思った。
それほどドラクエにどっぷりハマっていたし、その世界に憧れを持っていたのだろう。
確かにゲームに感化され過ぎてベンチに座ってる白髪のじいさんに「腐った死体や!火炎斬りしようぜ!」などと言えば問題だろう。ゲームと現実を悪い意味で混合している。
だが自分や周りをハッピーにするためにゲームに逃げるのではなくて、ゲーム化してしまって現実世界を楽しむのはアリなのではないだろうか。
主人公は冒険に出たからこそ街の人と触れ合い問題を認識して目標ができ強くなり仲間やヒロインと出会い、それを見ている僕らの心をワクワクさせていったのだ。