
糖化を防ぐ白米の摂り方
糖化が老化の大敵であることを以前の記事でまとめました。
(糖化と老化)
内容のダイジェストは、こちらの動画でもご覧いただけます。
今回は、GI値を低くおさえて糖化を防ぐ主食の摂り方を紹介します。
精製炭水化物
主食の代表ともいえる白米は、精製加工により食物繊維が失われ、ほぼ糖質だけになった炭水化物で、血糖値を急激に上昇させます。つまり、糖化の原因となる食品です。精製された小麦を使ったパン、麺類も同じ「精製炭水化物」です。
食物繊維
白米を玄米に置き換えると、糖質と一緒に食物繊維を摂ることができ、血糖値の急激上昇をおさえられますが、玄米は炊くのに時間がかかる、ぼそぼそしていて食べにくいなど難点もあります。
もち麦
手軽に主食を低GI値なものに置き換えたい人にお勧めなのが、もち麦です。白米にもち麦を混ぜて炊くことで白米の25倍の食物繊維が摂取できます。この食物繊維は「大麦βグルカン」といい、βグルカンには、細菌やウイルスを攻撃するNK(ナチュラルキラー)細胞が含まれていますので、免疫力を高めることもできます。
炊き方
混ぜる割合の目安は、お米1合に対してもち麦50g(米カップ1/3)から始めるのがお勧めです。食物繊維が多いので、おなかがゆるくなることもありますので、もち麦の量を増やしたい場合は様子を見ながらのほうが安心です。増やす水の量は、もち麦の量の2倍です。白米を炊く水のほかに、もち麦が50gなら100㏄の水を加えて軽く混ぜてから炊くだけです。もちもちプチプチした食感は白米と混ざったときに違和感が少なく、食べやすいと感じる人が多いようです。
βグルカンについては、こちらの記事もご覧ください。
(ファイトケミカルと免疫力)
もち麦を食べるほかのメリットについては、こちらの動画をご覧ください。