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ベンゾジアゼピンからの離脱①〜私とベンゾジアゼピンの歴史
お気持ちのお薬を飲んでいる皆さん、お薬はいつから飲んでいますか?
私が初めて精神のお薬を飲むようになったのは20歳くらいの頃です。
体のかゆみで寝られなくて、アレルギー科のお医者さんが出してくれたのが始まりでした。
それがベンゾジアゼピンとの出会いです。
私とベンゾジアゼピンの歴史
私は20歳の頃にベンゾジアゼピンと出会い、33歳になってようやくお別れできました。
ほっとしています。
ベンゾジアゼピンは他国では規制の対象になるくらいよくない薬だということが分かっているからです。
ベンゾジアゼピンは依存性が強く、無いと寝られない、不安など麻薬中毒と同じ状態になってしまう恐れがあるのです。
でも、私は弱い人間なので、ベンゾジアゼピンを飲んできました。
ベンゾジアゼピンとの出会い
大学2年生ぐらいの頃、私はアレルギーの悪化に悩まされていました。
痒くて痒くて寝られません。
いろいろな病院へ行きました。
でもよくなりません。
大学生だからお金もそんなにないので病院へ通うのもけっこう大変でした。
夏休みになり実家へ帰った時に、小さい頃から通っているアレルギー科の先生を受診することにしたのです。
アレルギーってストレスが増えると悪化するらしいですよね。
恐らくその時も、何か他にできることはあったのではないかと思います。
アレルギーが悪化した時に認知行動療法とか知っていればなあと…今思っても当時に戻れるわけではありませんが。
その時はただ
早く楽になりたい
それだけでした。
ベンゾジアゼピン①リーゼ
まずお医者さんからおすすめされたお薬の一つが「リーゼ」です。
リーゼは、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬でした。
お医者さんも寝る前に飲んでいる、と言っていたので、
私「先生も飲んでいるなら大丈夫だよね」
と信じました。
お医者さん「リーゼを飲んでふわっとしてきたらマイスリーを飲めばすぐ寝られるから」
知識がないって怖いです。
ベンゾジアゼピン②マイスリー
抗不安薬の後に飲むと良いと言われたのがマイスリーです。
最初はリーゼだけで寝られていたので、マイスリーはほとんど飲んでいませんでした。
マイスリーの副作用はやばい
若い頃はあまり飲まなかったマイスリーでしたが、30代になってマイスリーを再度服用するようになりました。
寝付きがよくなるし、一番効いていたような気がします。
しかし、おかしなことが起きたので、服用が中止になりました。
精神病院に入院すると、薬の時間が決まっていて、結構早い時間に飲まさせられる事が多かったのです。
すぐには寝られないので薬を飲んだ後も友だちと喋ったりして起きていることが多かったと思います。
ある日、薬を飲んだ途中から記憶がなくなり、気がついたら朝だったという日がありました。
マイスリーには、寝ている間に行動してしまう副作用があるそうなんです。
この副作用が出てすぐに、主治医は薬を変えてくれました。
ベンゾジアゼピン③レンドルミン
大学を卒業し就職してから、私はちょくちょくリーゼやマイスリーを飲んで寝ていました。
最初は飲む日もあれば飲まない日もあったのですが、段々と飲まなければ寝られないという状態になってきたのです。
更に良くないことには、飲んでも寝られない日が出てきました。
夜中の2時も過ぎた頃に、寝られずにマイスリーを飲むこともありました。
寝るリズムが狂ってきてしまったのだと思います。
起きたら朝の7:59だったこともありました。
しばらく8:05出勤ギリギリセーフの日が続いていたのですが、ついに遅刻を三日ほど続けてしまったのです。
「寝られない」と初めて管理職に伝えました。
本当は寝られないだけでなく、食べられなくなっていたのです。
摂食障害も悪化していました。
勤務地は地元まで電車で2時間ほどのところでした。
私は地元にある精神科に通い、睡眠障害と摂食障害の治療をすると決めたのです。
最初にSSRIであるルボックスを出されましたが、激しい副作用で飲めなかったので、レンドルミンが出されることになりました。
レンドルミンは口に含むと人工甘味料の味がしました。
「真面目に薬を飲んで寝れば治る」
と信じて、半年以上レンドルミンを飲みました。
ベンゾジアゼピンからの離脱①
私が薬を飲み始めた十数年前、周りに精神のお薬を飲んでいる人はそんなにいませんでした。
精神のお薬は一般的ではなかったので、私はネットの情報が頼りだったのです。
自分の薬を検索窓に打ち込めば、その薬の情報が出てくる位にはネットの世界が進歩していました。
何となく自分の飲んでいた「レンドルミン」を調べてみると、当時2chと呼ばれていた某掲示板が表示されます。
「ベンゾジアゼピン系薬物からの離脱スレ」というメンタルヘルス板のスレです。
ベンゾジアゼピンという言葉は初めて聞きましたが、スレを読んでいるうちにレンドルミンもベンゾジアゼピンだと分かりました。
スレの住人達は、色々と調べたことを駆使して少しずつ薬を減らしていることが書かれていました。
「寝られるようになったし、私も減らそう」
と決心し、離脱症状に何ヶ月か苦しんだ挙げ句、レンドルミンを辞めることに成功しました。
それから7年程、ベンゾジアゼピンは飲まずに生活できました。
冬にうつ症状で苦しむことはあっても我慢して
「精神科にはいかない!」
と耐えました。
ベンゾジアゼピン再飲
あんなに頑張ってベンゾジアゼピンを辞めたのに、私はまた飲まなければならなくなります。
私は職場でハラスメントの酷いものの被害に遭いました。
最初は何事もなかったように過ごせていたのですが、半年くらいたって何かプツンと糸が切れたように、職場に行けなくなったのです。
今思い返すと大きな事件の後、年度が変わって味方が減ったのと、新しく来た職員や保護者からの細かいストレスが蓄積していっていました。
職場に行けなくなった自分が飲まさせられたのはワイパックスというベンゾジアゼピン系抗不安薬と、リフレックスという抗うつ薬です。
その後様々な薬を渡り歩きましたが、症状は全く改善されません。
どんどん頭がおかしくなっていくような気がしました。
病院では根本的な治療は全く行われないのに、薬がどんどん増えていき、ベンゾジアゼピンだけでなく、強い抗精神病薬なども出されるようになりました。
でも、薬を飲まなきゃ寝られないのです。
動悸がするから、学校に行けません。
私がどんどんおかしくなっていった病院でもらった薬たちを記載しておきます。
ベンゾジアゼピン睡眠薬系
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は起きたときのぐるぐる目の回るような二日酔い感が最悪でした。
3種類ありますが、どれもよく寝られたと思うものはありません。
ベンゾジアゼピン④サイレース(フルニトラゼパム)
サイレースは、寝付けるのですが、悪夢がひどかった薬です。
トラウマに関する夢を見ました。
ベンゾジアゼピン⑤リスミー(リルマザホン)
リスミーは印象に残っていない薬です。
寝れたかどうかも覚えていません。
ベンゾジアゼピン⑥ドラール
ドラールは全く効かなかった睡眠薬です。
全然眠れませんでした。
ベンゾジアゼピン抗不安薬
トラウマのある職場に無理やり通っていた頃は、不安を鎮めて頑張るために抗不安薬を飲んでいました。
職員室に行く前に一錠、クラスの子供を帰して職員室に戻る時に一錠、という感じです。
そんなことまでして数年も苦しむくらいなら、
「さっさと辞めてればよかった!」
と今は思います。
今傷病手当金を受給して生きていますが、これから働くことを考えて調べてみると、エンジニアのスクールも30を超えてる人は転職コースに入学できなかったりして、人生を再出発するのが難しくなってしまうなと感じているところなのです。
ベンゾジアゼピン⑧ワイパックス
ワイパックスはちょっと長い時間効く抗不安薬らしいです。
とても調子の悪い時に飲んでいたのでどんな効き方をしていたか全く覚えていません。
ベンゾジアゼピン⑨デパス(エチゾラム)
デパスは飲んだらすぐに楽になる薬でした。
飲んだときは良いけど、切れた時は動悸がしたりめまいがしたりして辛かったです。
怖い薬だなという印象が強いかも知れません。
ベンゾジアゼピン⑩セルシン
セルシンは職場の机に置いておいてしんどいと思う度に頓服で飲んでいました。
飲んでいるベンゾジアゼピン系の薬をセルシンに置き換えて辞める人も多いようです。
効き目はぼんやりという感じでした。
ベンゾジアゼピン⑪レキソタン
レキソタンも職場に置いておいて飲んでいましたが、手に力が入らなくなるので苦手でした。
学校に勤めているとピアノを弾く機会があるのですが、全然弾けなくて辛かったです。
ベンゾジアゼピン⑬メイラックス(ロフラゼプ)
メイラックスは眠気を誘うために飲んでいました。
長時間作用型なので、セルシン以外に置き換える選択肢の一つになっているようです。
ベンゾジアゼピン⑫ソラナックス(アルプラゾラム)
ソラナックスは手がしびれた時に飲んでいました。
うつの症状には身体症状がたくさんあるのですが、私は手足のしびれがでてしまったのです。
ソラナックスがないと生きていけないのではというほどソラナックスに依存していました。
ソラナックスは転院してからもしばらく飲んでいたと思います。
ベンゾジアゼピンなどを飲んで1年以上経ち、病院を変えた
一年程病院に通い続けましたが、何も良くならないどころかどんどん薬が増えておかしくなっていることに気づいてはいました。
「なんとかしたい」と思った私は特別支援教育の研修で知った、地域の障害者支援センターに藁をもすがる思いで電話してみました。
電話をしたら、折り返し連絡が来て、ちょっと遠くの有名な病院を紹介してもらうことができたのです。
私は転院を決めました。
新しい病院に通い始めた数ヶ月の間、薬はそこまで変わらず維持していましたが、多すぎる薬は少しずつ整理してもらえました。
入院を期に、主治医は薬をどんどん減らしてくれたので、退院間際は就寝前の2錠だけになっていたのです。
退院後はADHDの薬を飲むことがほぼ決まっていたことも理由としてあると思います。
ベンゾジアゼピン⑥エバミール
就寝前の2錠のうち1錠の調整が結構難しくて、入院中に出されるようになったのがエバミールです。
調べるとマイスリーよりちょっと弱い薬らしいのですが、デジレルと合わせると十分寝られました。
ただやはりベンゾジアゼピンなので、エバミールだけでも無いと寝られません。
ベルソムラのような非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬に変えるととたんに不眠復活でした。
弱くなっていったベンゾジアゼピンなのに突然最強へ
結婚し、私の精神疾患は悪化しました。
結婚してすぐ通っていた精神科は先生との相性が合わず、2回通院しただけで行きたくなくなりました。
病院と合わない、と悩んでいた時に、ちょうど他の病院の看護師さんが良い病院がある、と教えてくれました。
現状を変えるためには病院をかえるしかないと思っていたので、すぐに転院を決めました。
残念ながらその頃には、病気が酷く悪化してしまっていました。
ベンゾジアゼピン⑦リボトリール
精神病院に入院している時、
「あんまりねれないんですよね〜」
と他の患者さんに喋っていたら
「リボトリール出してもらうと良いよ。すごいねれる」
と言っていたのですが、そのリボトリールを飲むことになるとは夢にも思いませんでした。
リボトリールを飲むと寝すぎてしまいます。
それに朝起きると二日酔いみたいになって頭がグラグラするのです。
現在の主治医は、
「なんでリボトリールが出たんだろうねえ…」
と言って早く切りたがっていました。
2020年6月頃から減らすチャレンジが始まり、今ではベンゾジアゼピン系の薬は全く飲んでいません。
ベンゾジアゼピン系の薬は飲まないほうが良い
ベンゾジアゼピン系のお薬を飲まなくなってから、私の調子はとてもよくなりました。
特に楽だなと感じるのは脳を締め付けられる症状が無くなったことです。
つまりその症状は、ベンゾジアゼピンを飲んでなければ出なかった症状だったんだということです。
私はベンゾジアゼピンを出したがらないお医者さんは良いお医者さんだと思います。
私がかかった精神科医は、6人います。そのうち2人だけが薬をたくさん出すのではなく、減らす方向で考えてくれるお医者さんでした。
そういうお医者さんは診察も丁寧で、ただ患者に話させるだけではなく、CBTなどのテクニックをこちらには分からないように織り交ぜながら診察してくれていると思います。
薬をいきなり減らすのは脳や体に負担が大きいので、お医者さんと相談しながら行ってくださいね。
最近読んだ本で、現代の医療の闇が書かれています。
読みやすく面白いので一日もかからずにサクッと読了してしまいました。
精神科医を経験したお医者さんが書枯れた本で、お薬について全般的に知ることが出来るのでおすすめです。