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数秘4その場所を作る人

上野の東京都美術館でやっているマティス展に行ってきた。
17年前(!)にフランスのニースにあるマティスの美術館に行った以来だ。

マティスの色と線の感じがすごく好きで、ニースの美術館では
その明るいムードをただただ楽しんでいただけだったと思う。

今回久しぶりに見た展示では、初めて音声ガイドをレンタルして
マティスが生涯と考えてきたこと、絵との対話をじっくり鑑賞することになった。

年表などを拝見すると生きてる間に認めらている感じがすごくある。
17歳で絵を描き始めてから表現を変えながらも
いろんなところで展覧会に出品している。
その中で絵の描き方がどんどん変化していく。
生涯の制作は全て実験、という彼のことば。 
彼の探索は自由に変化して続いていく。
世界から受け取るものを表現するために、
自分の表現の納得いくカタチを目指して進んでいったことがわかる。

彼の数秘を調べてみてた。

S11 心の直感で感じとるものがたくさんある。
それを表現していきたいのを強く感じる。
実験を続けたのは自分が感じる全てを再現したかったからか。

過去数4、現在数4 
自分の理想の基盤を作る、土台を作る。
過去数4を使って、表現のためにどうすればいいのかを探る
自分で考えたルーティンをやり続ける。
土台を知るために、絵を描く以外にも彫塑(粘土で形を作ること)からの
アプローチで、表現をどこまで削ればいいのかを探っていた。
現在数4はその人生の道である。
したがって自分の感じる全てを表現した先の
自分の一番居心地がいいと感じる居場所(表現の最終形)
を作る人生=4の人生だったのだと思える。

数秘4の人生、その場所を作る。
自分の求めているその場所を作り続ける。
時代や環境、いろんなカルチャーを取り入れる力、それは4に備わっている。センスよく自分に取り入れ、自分の心地よい居場所に配置する。
4を持つ人はmikapico調べではかなりおしゃれな人が多い。
家もセンスがいいインテリアでまとめられてたり、高いものでも安いものでもうまく取り入れることができる。
マティスがたくさんの国を旅行して持ち帰ったものや、
移り住んだニースでの文化、食事、目にした景色など全てが彼の中によく取り込まれる。それが作品にふんだんに取り込まれる。
その結晶が自分の居心地の良い場所につながるのだ。
この展覧会のお土産ゾーンには、よくある絵画のポストカード以外にも
絨毯、スカーフ、コーヒー、香水、蝋燭、缶詰、美味しそうなお菓子など
いろんなものが並んでおり、かなりバラエティに富んでいた。
そこからもマティス独特のエネルギーを感じることができた。

マティスといえば、色彩の魔術師と言われることが多い。
彼の作品はカラフルな色彩が印象的だと思う。
展示には線を使ったドローイングも数々あった。

線は勢いをのせて表現をすることができる。
だが、色をのせると途端に勢いがなくなってしまう。

マティス展

そんな時に見つけた手法が切り絵になる。
色彩にはそれぞれのエネルギーがある。色紙を切って切り絵にすることで、
その色の持つエネルギーをそのままに、切り取って動きや勢いを表現する。
色の中にドローイングする、ハサミで描く感覚。
マティスの表現の終着点とも言える。
この手法を見つけたマティスはJAZZという作品集を出す。
JAZZはセッションだ。
その時の偶然のような必然から作り出されるエネルギー。

切り紙絵に画家の筆跡による文章をつけたこの「色彩の本」は、当初「サーカス」というタイトルが候補に挙げられており、これにまつわるモチーフも多くみられます。しかし最終的に「ジャズ」と題されたのは、マティスがこの音楽の即興性と活気に、切り紙絵の制作との類似を感じていたからだといわれています。

マティス展より

緻密な絵画にはない、勢いとインパクト、
「オレンジのあるヌード」をみてここまで辿り着いたことに感動した。

《オレンジのあるヌード》
1953年 墨/切り紙絵/カンヴァスで裏打ちした紙 155×108cm
ポンピドゥー・センター/国立近代美術館

亡くなる前年に制作されたこの作品は、最後の日々に制作された大型の切り紙絵のひとつで、筆で描いたドローイングに、色紙で作った3つのオレンジが付け加えられています。それだけの簡単な配置によって、空間に旋回するような活気がもたらされています。

マティス展より


彼の作品の集大成と言われているロザリオ礼拝堂。

礼拝堂を作ることに対しての彼の思い。
作品にはその人そのものが現れる。
その人の世界を見る目線、
その人の考えやしてきたことが全て反映されるのだ。


最後に見れる礼拝堂の映像の前にあった言葉。

The chapel of the Rosary,Vence

この礼拝堂はわたしの人生を賭けた仕事の到達点だ。
This  chapel is for me the culmination of a life of work.

いまも続く探求の果てに、私が選んだのではなく、
運命によって選ばれた仕事である。
This is not a work that I chose. But rather a work for which I was chosen by fate, towards the end of the course that I am still continuing according to my researchers.

Henri Matisse 1951

マティス展 上野東京都美術館

数秘のD(ディステニーナンバー)は
現在数とS(ソウルナンバー)がうまく作用したときに勝手に生まれるものだ。
この人生の最終到達点である。
きっと人生を終える頃に自分自身では実感するのではないかと思う。

マティスの数秘D5。
何にも縛られなずに変化を受け入れて自由でのびやかな姿。
彼が最後に手がけた礼拝堂には
彼の今まで目指してきたものが全て入っている。
青と黄色と白 その表現は自由で軽やかだ。まさに5を感じる空間だ。
ステンドグラスは青く、黄色の植物が描かれている。
陽の光によってステンドグラスから入る光が蝋燭にあたる。
黄色と青が混ざり合って違う色が生まれる。白い蝋燭に色がさして見える。
壁に描かれた絵も黒一色の線画で表されている。
様式にとらわれない。自分の中から出てきた表現の全て。
それが随所に現れてる。
一人の人間の人生の終着点を見ているような空間が広がっている。
その調和と美しさを感じ、感情が溢れた。
ここがその場所なんだと思った。数秘4の目指す場所。

美しく、己の道を貫く。自分が感じる感覚のままに生きる。
それは計らず自分の持つ数字に添って生きることになる。

数秘4の自分のための美しい世界の創造。

5月は破壊と創造の3の月になる。
これは全体にかかってくるエネルギーになるが
数秘4持ちの人たちは各自こだわりの
素敵な世界を繰り広げてる気がするので注目してみたいと思ってる。







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