インスタグラムをやめてみたら…
私がSNSに触れたのは高校生の時に始めたツイッターだった。
友だちに勧められ、言われるがままインストールした。
私はもともと機械音痴で、スマホの操作でさえも周りの人に教えてもらわなければ何もわからなかった。
友だちとの仲を深めるツール、一つのコミュニケーションの場として活用していた。
だが、しだいに他人の目を機にするようになった。
フォロワー数が少ない
いいねの数が周りと比べて少ない
タグ付けされる写真がどうみられるか
周りにSNSに長けた友だちが多かったこともあり、私は劣っているという意識を無意識にさせられた。
それはしだいに自分の心を貧しくしていった。
学校に行ってもSNSを通してみられる周りの視線を気にし、家に帰ってからもSNSを気にかける生活が嫌になっていった。
しかし、友だちとの繋がりもあるためやめるわけにもいかず、自分でも気づかないうちに自然とアプリを開き眺める習慣がついていった。
そして大学生になり、インスタグラムを始めた。
インスタグラムは、自分の興味ある分野の情報を集めたり、髪型や服装などを参考にするのには適していた。
普段の生活になくてはならないものということはなかったがそれなりに上手く付き合えている気がしていた。
社会人になっても続けていたある日。
親友と大げんかをした。
その原因は、インスタグラム上で無断でフォローを外したことだった。
私は友情や友との絆にも影響を及ぼすSNSの力の大きさをまざまざと感じ、心底驚いた。
その後インスタグラムをやめて友達のことを気にすることもなく、インスタグラム上の他人の視線を感じすぎることもなくなった。
正直に言ってものすごく気持ちが楽になった。
気にかけなければいけない点が一つ減ったということが私にとってありがたかった。
これもSNSのうちの一つなので、SNS自体を否定してるわけでもない。
ただSNSに飲み込まれるのではなく、自分にとっていい距離感で使っていくことが重要なのだと気づいた。
大切なのは目の前にある日常を生きることであり、本当に大事にすべきなのは目の前の大好きな人だということだと思う。
p.s
SNSでのつながりで大切にしている人がいるのなら、その人と繋がることができれば十分だと考える。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?