野球観戦とセットでJR最北端と最南端を制覇した話
以前、野球観戦とセットで日本三景を制覇した話を書いた。
今回は野球観戦とセットでJRの最北端と最南端を制覇した話です。
最北端・稚内駅
日本最北端の駅はJR北海道・宗谷本線の終着、稚内駅である。
稚内駅を訪れたのは2023年6月。
交流戦でエスコンフィールドに行き、そのついでに最北端まで足を延ばした。
ちなみに、札幌から稚内までの距離は東京から岐阜までと同じくらいらしい。(もちろん直線距離、鉄道での距離、道路での距離等で変わるが)
よって、全くもって「ついで」と言える距離ではない。
北海道はでっかいどう。。
6月1日、初めてエスコンフィールドで公式戦を観戦した。(オープン戦でフライング観戦していたが)
ヤクルトはなんと(ヤクルトは定期的に大型連敗をするので「なんと」ではない)前日まで12連敗を喫していたが、初回に先制し5-0で快勝、連敗を止めた。
木曜日の北海道なのに週末の東京ドームや横浜スタジアムよりもヤクルトファンが多くて笑ってしまった。
みんな北海道大好きだからね、仕方ないね。
さて、翌日はいよいよ最北端へ向かう。
道中は思ったほど「本当に何もない」訳ではないな…と思っていたが、稚内到着の直前に見えたサロベツ原野は寂寥感を感じさせるものであり、北の果てが近づいていることを実感した。
「サロベツ原野」という名前も何だか良い。
札幌駅から5時間半以上かけて終着・稚内駅に到着。
ついに北の果てまでやってきた…!
その後はバスで宗谷岬へ。
天気が良ければサハリンが見えるらしいが、この日はあいにくの雨模様。
それでも、天気が悪く冷たい風が吹きつけるのも「北の果て」という感じがして、これはこれで良かった。
この日は稚内で一泊。
翌日も曇りだったが、前日よりは視界が良く、サハリンや利尻島を望むことができた。
この後は稚内空港から羽田空港への直行便であっという間に帰路についた。
次は利尻島や礼文島に行ってみたい…!
最南端・西大山駅
JR最南端の駅はJR九州・指宿枕崎線の西大山駅。
2024年10月にフェニックスリーグ観戦のために宮崎へ行き、その後最南端の駅を訪れた。
宮崎の西都原運動公園野球場ではヤクルト戦を2試合観戦。1勝1敗だった。
南国・宮崎の日差しはとても強烈で、鏡の中には酔っ払いと見まがうほど顔を赤くした自分がいた。
宮崎で2日間を過ごし、鹿児島へ移動していよいよ最南端へ。
指宿枕崎線の普通列車が思ったよりも混んでいて驚いた。
列車は錦江湾に沿って南下し、鹿児島中央駅から2時間弱でJR最南端の西大山駅に到着!
開聞岳に一目ぼれしてからというもの、ずっと来てみたかった西大山駅。
この日は朝から曇り時々雨、まれに晴れといった天気で、もしかしたら開聞岳が雲をかぶっているかも…と懸念していた。
駅に到着したときは曇っていたが、ざっと雨が降った後に晴れた!
青空の下で開聞岳を見ることができ、感無量。
ずっと「きれいすぎる…」とつぶやいていた。
最南端の始発終着駅・枕崎駅
最南端を目指す旅はまだ続く。
西大山駅は指宿枕崎線の途中駅であり、稚内駅から続いたJRの線路の南の果ては指宿枕崎線の終着、枕崎駅である。
西大山駅から再び列車に乗り込み、1時間ちょっとで終着・枕崎駅にたどり着いた。
駅前の観光案内所でレンタサイクルを借りて市内を周る。
漕ぎ出すと潮の香りに加えてかつお節の香りが漂ってきた!さすが枕崎。
そして空と海の色が濃く、とてもきれいだった。
鹿児島から枕崎まで、指宿枕崎線は薩摩半島に沿ってかなり大回りしている。
帰りはバスで、JRの半分ほどの時間で鹿児島市内まで帰り着いた。
JR最北端と最南端を制覇した感想
どこも景色が素晴らしく、遠くまで行った甲斐があった。
稚内は雨で寒かったが西大山と枕崎は晴れて暑かったという、北と南の対比を体感することができた点もとても良かった。
今度はJR最東端と最西端も訪ねたい。
野球観戦とセットで…行けるかは分からないが(笑)