スゴイよりもありがとうがいい
「スゴイよりもありがとうがいい」
長男が不登校になって、いろんな話をするようになって、話してくれたこと。
長男が小学4年のとき。
長男にはたくさんの大切なことを教えてもらってる。
学校の教育
私は学校教育を何の疑問も感じずに、素直に言われたことを聞いて、頑張って、結果を出すことに命をかけてたところがあった。
そんな私だったから、私とは感覚も考え方も違う長男のこと、なかなかわかってあげられなかった。
私はスゴイって言われるの、好きだったんだもの。
学校では勉強だって、運動だって、表彰されるようなことしたって、ありがとうとは言われない。
スゴイって言われるの好きだったら、頑張れると思うけど、ありがとうって言われたかったら学校に行く楽しみって少ないと思う。
私は学校に行かなくても、おうちで学べることはいっぱいあると思って、学校に行きたくないと言った長男にいいよって伝えた。
それからは長男のことをもっと理解したいと思って、私のことを話しながら長男の考えを聞いた。
長男の話はどれも私の心に響いて、スゴイなって思った。
そして、長男にありがとうって言えることがたくさんおうちで作れたらいい、心からそう思った。
ありがとうをたくさん
長男の不登校はもう1年以上になる。
厳密に言えば週1時間だけ個別登校しているから、不登校じゃないんだけど。
学校に復帰するための登校ではなくて、無理のない社会とのつながりを試行錯誤した結果がこの頻度で、この時間だった。
行き帰りの長男と一緒に外を歩く時間、月1回は夫が代わりに付き添ってくれるという機会、私や夫以外にも長男と向き合ってくれる人がいる心強さ、長男との共通の話題が増える、そういうものを大切にしてる。
週1時間を超えることは求めていなくて、今はこれが最適だと思ってる。
ホントは長男は行きたくないんだけど、ここが親である私と長男の折り合い地点。
そして、家ではありがとうをたくさん言えるようなカタチに少しずつ変化させてきた。
コードレスの掃除機で朝、掃除してもらう。
ありがとう!!
夕飯のときは長男と次男に簡単なことを手伝ってもらう。
ありがとう!!
長男に用意したお昼の半分をいつも私に残してくれてる心遣いにもありがとう!!
仕事から帰るとニュースを教えてくれる、ありがとう!!
さりげなーーくね。
で、私は勉強する。
私みたいな生き方とは違う生き方をしてる人をたくさん知って、いろんな生き方をインストールする。
長男らしい生き方をいつでも応援できるように。
いつでも感謝できるように。