noteを校正させていただきました!
私は普段、他の人が書いた文章を校正する仕事をしています。
今回は、そのスキルを生かして、くるみさんのnoteを校正させていただいたエピソードについてお話します。
普段、どんなことをしているのか
クライアントさんに納品するにあたり、誤字脱字がないかチェックすることはもちろんのこと、時系列に沿っていない文章ならセクションを入れ替えたり、少し上から目線の辛辣な表現があれば柔らかい表現に直したり、Wordの校正ツールだけではひっかからない部分の手直しをしています。
この仕事では、最初に文章を書いた方のエピソードや表現は最大限に生かしながらも、クライアントさんが受け入れやすいように、読みやすいように整えていくことが大事だとされています。
その人の文章の色は決して消さない
これをモットーに仕事をしています。
私の投げかけに反応してくださった、くるみさん
Skillme2期生として学んでいる時、少人数のお部屋にメンターとして、Skillme1期生のくるみさんが来てくださいました。
そこで私が少人数部屋の仲間に「もし文章に自信がない場合には、よかったら校正させてもらえませんか」と提案したところ、まさかのメンターのくるみさんが手を挙げてくださったのです!
とっても嬉しい、素直に嬉しい。
(やはり、投げかけたものに反応してもらえると、とても嬉しいですよね)
そんな、くるみさんのnoteはこちら。
と言いたいのですが、まだ読まないでください。この後、改めてくるみさんのnoteリンクを貼るので、ぜひそのタイミングで読んでください。
今回の校正のゴールとは
さて、話を戻しまして
今回noteを校正するにあたり、どのような点に気をつけるか考えていきます。
・noteはあくまでも自己表現の場。公的な文章でもないし、それほどオフィシャルな場所でもない。よって、1番大事なのは「その人らしさ」を必ず残すこと。
・その人が読み手に伝えたいことを、読み手がすっと理解できるように、ひっかかりのある文章をフラットにすること。
ということで、よっぽどちぐはぐしていない限り、基本的な話の流れは変えずに、初めてくるみさんのnoteを読む人にとって読みやすい文章を目指していきます。
では、校正していきましょう!
くるみさんが送ってくださった文章を読みます。
ふぉー!Discordのイメージそのままだなぁ、なんて優しい文章なのだ!
ふんわりしていながらも、芯の部分は通っているような、そんなお人柄が文章に現れていました。
これは、私がその人の文章を最初に読んだ時のファーストインプレッション。私は文章のにおいと呼んでいます(どうか引かないでください、ただの癖なんです←)
この世界観は壊さないまま、以下のような提案をしました。
提案① 読点をもっと増やしましょう
くるみさんのスタエフを聞いたことがある方はわかると思うんですが、スタエフでは一呼吸置きながら、ゆっくりとお話しされているんですよね。
それなのに、文章になると全然息継ぎをしていない。のっぺらぼうな文章になっている。とても勿体無いと思いました。
読点を適切に打っていくことで、ぐんと読みやすくなるのはもちろんのこと、文章に抑揚やハリが出てくると思っています。
ちなみに、くるみさんのスタエフはこちら。
提案② 心の声は「」などを利用して、地の文と差別化しましょう
くるみさんの文章には、心の声がたくさん表現されていました。心の声って、文法なんか細かく気にしなくて良いし、なんなら方言でも良いし、とにかく自由表現の場なんですよね。
その人らしさが伝わる心の声、私はとっても好きですし、自分自身もよく使います。
ただ、その心の声が地の文と明確に区別されていないと、せっかくのその人らしさが際立たない上に、読み手にとって読みにくい文章になってしまいます。
提案③ ふわっとした内々でしか伝わらない表現は控えて、具体的で明瞭な説明にしましょう
これは「6月の診断セッションが可能な日のみ」と直した部分ですね!
最初の表現では、何が可能なのか明確ではないので、初見の人には伝わりづらいと感じました。
誰が読んでも明瞭な文章、これが読み手思いの文章だと考えています。
提案④ いくつかに分けて話を進める時には、ナンバリングしたり、大見出し・小見出しを使いましょう
2つの話題を、1つの見出しの中に入れ込んでいる文章があり、どのパートがどの話題なのか、少し分かりづらいところがありました。
そういった時には、ナンバリングをして話を整理するか、見出しを使いこなすか、工夫をすることで、読み手に無駄なことを考える隙を与えない必要があります。
読み手が「これ、どこのこと言ってるのかな?」と考えながら文章を読むと、本来伝えたいことが伝わりにくくなります。
フィードバック後のくるみさんの文章
はい!ここで読んでください!
こちらが、手直ししてくださった新くるみさんの文章です。3連ちゃん、どんどんどん!
すっきりとして、軽快に読むことができる文章になりました。かつ、とってもくるみさんらしい文章でしょ??(と、自負しております)
noteの校正を終えて
校正させていただいた後、くるみさんがかけてくださった温かい言葉を、ぜひみなさんに聞いてほしいのです!
わー!とっても嬉しい!
そして、そうなんですよ!
ちょっとポイントを押さえるだけで、ぐんと読みやすい文章になり、自分に自信がつくんですよね。
文章を書くことに苦手意識を持っている人にも、ぜひ自分らしい文章をのびのびと書いてほしい。
(そして、私はその文章を読むことで文章のにおいを嗅ぎ分け、その人となりを知りたい。※これは完全なる私の欲求です。)
文章を書くことが苦手な人
少しは自信があるんだけど背中を押してほしい人
文章を褒めてほしい人
自分らしい文章がわからない人
ぜひ気軽に声をかけてくださいね
私のお手伝いで、ほんのちょこっと文章を整えます!