言葉えらびの相談室を、なぜ始めるのか。校正は、なぜ必要なのか。
私は日々、様々な方が書いた文章を読みやすく校正するお仕事をしています。
ふとしたきっかけで受講した在宅ワークの講座を受けていく中で、アウトプットすることに対してハードルの高さを感じている人たちが多いことに気がつきました。
みんなにお知らせする自信がないということを理由になかなかアウトプットできないとおっしゃる方もいましたが、文章を書くこと自体に苦手意識を持っている人もたくさんいる、そう感じました。
文章を書くということは?
AIが発達する昨今、【自分で文章を書くことの重要性がだんだん薄れていく】そんな流れも感じますが
何かの出来事を体験して、その体験で心が動き、言葉にその感情をのせて文章を書く
これは人間にしか、あなたにしかできないことだと思うんです。
だからこそ、自分の言葉で文章を書くということは、これからの時代にも必要であり続ける能力であり、資産である、と私は考えています。
文章を書くことをほんのちょっとでも好きになってもらいたい!そんな思いから、校正という切り口で、誰かの手助けができればと考えています。
なぜ校正が必要なのか
では、なぜ校正が必要なのか
ひたすらに熱い思いを語る、書きまくる。熱い思いでなくとも、感じたことを淡々と書く、書き続ける。メモをするように。
最初はこれでいいんです。
でも、それを誰かに読んでもらう、誰かに伝える、そういう段階に進む時に、整っていない文章だと、伝えたいことが伝わらなくなってしまうんですよね。
読みにくい文章だと、書き手は何を言いたいんだ?と読み手に考えさせる手間と時間が発生して、本来の趣旨が伝わらなくなってしまう可能性が出てきます。
せっかく思いがあるのに、感情が動く体験があったのに、伝わらないと勿体ないと思います。
ほんの少しの工夫で、読み手がすっと読むことができる文章になるんです。これが校正です。
あなたらしさを残しながら
感情がのったあなた自身の言葉を、少し整えて読みやすくすると、よりあなたらしさが伝わる文章が生まれます。
あなたらしい文章には、人間味があり、人柄が現れ、伝えたいこと以上にあなたのことが読み手に伝わると、私は思っています。
その文章を読んだ人の心が動き、その人が文章を書く
そんな素敵な連鎖が生まれたら嬉しいね