赤ちゃんが生まれた
5人目の赤ちゃんが生まれたと聞いて、すぐ赤ちゃんを見に行った。
病室に入ると、生まれたての赤ちゃんを膝にのせて、誰かと電話で
話しているお母さんの、疲れのない、いつもの笑顔にびっくり。
「まだ6日早いのよ。でも破水しちゃって。子供達の面倒を見てもらう
手配をしてから、どうしてもスーパーに寄りたかったの。」
そうして自分で運転をして病院に着いたらもう、
赤ちゃんはそこまできていたという。
「45分で生まれたから、楽だったわ〜」
さすが5人目ともなるとプロだね、と笑う。
1番上は高校生で、次は11と10歳の年子。
(赤ちゃんを抱いているのが、10歳のお姉ちゃん)
この子達のお父さんは違う。
そのあとの4歳の女の子も違うお父さん。
そしてこの赤ちゃんのお父さんも、もちろん違う。
子供がたくさんいることや、お父さん、お母さんが違うことは、
ハワイではあまり大きな問題ではないらしい。
ほとんどの家族は2世代、3世代一緒に暮らしているし、
前のパートナーの家族もまた子育てに参加しているのは普通の光景。
”なんとかなる”
たくさんの人が関わるから、子供が安定したルーティンを作れないことや、集中して何かをすることが難しいというマイナス面もあるなぁと感じる。
でも、たくさんの大人に見守られている安心感は
今薄れていっている大切なものだろうとも思う。
赤ちゃんは『Dream』(ドリーム)と名付けられた。
今のところ、お兄ちゃんと同じくらい黒い。
おてんばちゃんになるかな。