ニチアサの話がしたい【番外編】スーパーヒーロー戦記感想(ネタバレ有り)
■「セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記」感想
・夏なのに春映画、の衝撃
※以下は、映画「スーパーヒーロー戦記」のネタバレ有りの感想文ですので、未見の方はご注意ください。
去る2ヶ月前の5月23日日曜日、ニチアサ放送枠内のCMにて映画「スーパーヒーロー戦記」の情報が解禁された。2017年に公開された「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」以来、約4年ぶりとなるライダーと戦隊のクロスオーバー作品であり、いわゆる「スーパーヒーロー大戦系」の最新作ということで発表と同時に大きな話題となったが、「スーパーヒーロー大戦系」の映画というのは(何度か体感した方なら分かって頂けると思うが、)非常に独特なノリと癖がある。本編とはやや異なる空気感の中で突如起きるスケールのデカすぎる事件。「細けぇこと気にしてると振り落とすぞ!」と言わんばかりのアクロバティックな設定と急展開。そこにド派手な特撮パートや駆けつけたレジェンドヒーローたちの客演も加わり、とにかくすごい情報量が豪速で流れてゆく、「奇祭」とも言うべき奇的な映像体験……ファン達の間ではまことしやかに「春映画」とも呼ばれる劇場版シリーズの代名詞でもあるため、「今年は夏に『春映画』をやるのか……」といった、楽しみと相待ってやや不安げな感想もネット上には多く見られた。かく言う私も、公式サイトに掲載された白倉プロデューサーの「私達にライダーやスーパー戦隊を『歴史』として語ることはできません。当時の制作者たちが作ろうとしたのは、歴史という名の過去ではなく、未来だったから」という言葉には「頭脳明晰でクレイジーな白倉さんのことだし、こうやってイイ感じのコンセプト文で聴衆を感動させてる後ろで実は50年分の火薬が詰まった倉庫の周りにせっせとガソリン撒いてるんじゃねえの?」などと超失礼な見方をしては勝手にソワソワしていた。
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