陸上競技に罪はないけれど
オリンピックも間も無く終わり。
今夜は大注目の、男子400mリレー決勝!
いつも楽しみにしている……のですが、ここ数日は過去の嫌な記憶が蘇りがちな日が続いていて、メンタル的にしんどい日々。
実は陸上競技も嫌な記憶のトリガーのひとつなんです。
今回は嫌な気持ちを消化するために、少し吐き出したいと思います。
陸上部の思い出
中学生になって私が選んだ部活は「陸上部」。
・先輩に同じ習い事をしている人がいる
・従兄が陸上の全国区の選手
・それなりに足が速かった
そんな事情もあり入部を決めました。
同級生の女子は、私を含めてたったの5人。
私は比較的足が速く、5月のデビュー戦ではリレーの代表に選ばれました。
100m個人戦でも入賞できるくらいの実力です。
そんなわけで、短距離種目に入るのは間違いないな!と思っていたのですが……。
選ばれたのは高飛びでした
7月になると、正式に1年生の専門種目が決められます。
私が選ばれたのは、まさかの「高飛び」。
理由は1年女子の中で一番高く飛べたからでした。
短距離種目に選ばれるとばかり思っていたので動揺したものの、選ばれたからには頑張ろうと思いました。
しかしここで問題が発生します。
なんとうちの部には、高飛びを教えられる人がいないのです。
教えられる人がいない=飛び方がわからない。
当時はインターネットが徐々に浸透し始めたばかりの時期のため、YouTubeみたいなものはありません。
また学校内に資料映像のようなものもありませんでした。
だから独学はほぼ不可能です。
いざ夏の大会に出れば、周りは背面飛びができて当たり前の世界。
でも私はハサミ飛びしかできない。
100mは入賞できたのに、高飛びは余裕で圏外。
プライドがズタズタになりました。
夏は地区の学校が集まっての合同合宿がありましたが、高飛びはコーチがやたらとスパルタで、背面飛びができない奴は話にならん!横でただ見ていろ!みたいな扱い。
私と、もう1人の1年生はただただ座って見ているだけでした。
いや改めて考えたら、普通に扱いひどくない?なんのための合同合宿?
なんであの子が?
100歩譲って私が高飛びに選ばれたのは仕方ありません。
しかし納得がいかなかったのが、100mのタイムが同級生女子の中でも圧倒的に遅い子がハードルの選手に選ばれたことです。
もちろん大会に出れば余裕で最下位。
どうして彼女が選ばれたのか、全くもって納得できませんでした。
ちなみにリレーには彼女でなく私が出場です。
やっぱりおかしくない?
そしてハブへ……
私は高飛び、他の女子4人は短距離系。
もちろん練習メニューも違います。
そんな状況なので、次第に4人と1人で過ごすのが当たり前になっていきました。
先輩たちとは比較的仲がよかったのですが、それがまた彼女たちの神経を逆撫でしたようです。
結果的に部活でも、部活の外でもハブられるようになりました。
私のすぐそばで小声で悪口を言っていたのも知っています。
そして私は部活に行くのをやめました。
嫌な思いをするくらいなら行かない方がいい。
先輩や先生からの説得
仲の良い先輩や顧問の先生から、部活に来るように説得されたことも何度かありました。
しかしあの状況で復帰する気には全くなれません。
そして2年生になると同時に退部をしたのでした。
退部の時はハブられていたことを話しましたが、効果があったかは不明です。
ちなみに私が消えたあとは標的が変わったようで、私の辞めた少し後に標的にされた子も辞めました。君も彼女らと同じことをやってたんやで。
陸上競技に罪はないけれど
そんな嫌な記憶がふと蘇り、今回は陸上を見ると少し胸が苦しくなります。
しかし陸上競技に罪はない!選手のことはしっかり応援します!
……が、しんどくなったら観るのはやめます。