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自分の人生の主人公に

アメリカ、アリゾナ州のセドナ、ベルロックに登って見た景色。グランドキャニオンが見たくて、たまたま泊まったのがセドナだった。ヒーリングの聖地だってことをその時は知らずに滞在。結局グランドキャニオンより、このセドナのことばかりが印象に残った旅行だった。ひたすら続く赤土の大地。地面から溢れるパワー。いらないものを捨て、エネルギーを得た旅の一枚。

わたしの大好きな映画「ホリデイ」の大好きな場面のひとつ。失恋したイギリス人女性がこれまた失恋したアメリカ人女性とクリスマス休暇にホームエクスチェンジ。彼女はたまたまアメリカの道端で助けたおじいさんと食事をすることになる。そこで、おじいさんにアメリカに来たわけを尋ねられ、元カレに受けたひどい仕打ちを打ち明けたときにおじいさんが言った言葉。

In the movie we have leading ladies and we have the best friend. You, I can tell, are a leading lady. But for some reason, you're behaving like the best friend.「映画の中には必ず主人公とその親友役がいる。あなたは主人公なのに、どういうわけかその親友役を演じてるんだよ。」

彼女はハッとする。自分の人生だからわたしは主人公なんだ、と。

久しぶりに観て、わたしももう一度ハッとした。そう、わたしの人生の主人公はわたしだよね、と。




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