マガジン

  • パリジェンヌの恋愛ノート

    パリジェンヌ歴223年🇫🇷。その前にロンドン🇬🇧、ローマ🇮🇹、途中モナコ🇲🇨。4カ国をめぐる恋愛の数々のエピソード。それぞれの国の恋愛事情。専門のアンティーク業界ならではの国際移動。イタリア人、フランス人、イギリス人。今までの恋人とのエピソード、メキシコ🇲🇽、キプロス🇨🇾など日本人にあまり馴染みのない場所からスイス🇨🇭、ロシア🇷🇺などまで舞台に。SNSやスマホなんてない時代、写真もあまり残ってないのが残念。せめて行った先の写真があったら。。。Wikipedia に載ってる名前もちらほら。恋愛を通して学ぶ各国事情、ヨーロッパ社会。ガイドブックなどには載っていない本当のヨーロッパガイド。経済専門家より的確に、ギリシア危機の今後を当てたのは、この恋愛で培ったヨーロッパ事情・ヨーロッパ社会への理解があったから。イギリス、フランス、イタリア……。ヨーロッパが芯からわかるようになる恋愛物語・恋愛エッセイ。

  • ロンドンのホテルオーナー?

  • パリでプリティーウーマン

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  • 5つ星ホテルのスイートルーム

最近の記事

フランスアンティーク家具というもの

私が子どもの時にそのドアを開け、それからすっかり引きこまれてしまった世界ーそれが、「フランスアンティーク家具」の世界。 今も、カラダは、21世紀の日本🇯🇵だけど、1日の大半、頭と心は18世紀のフランス🇫🇷。 イギリス🇬🇧アンティーク家具ではなく、フランスアンティーク家具。 イタリア🇮🇹アンティーク家具でもない。イタリアは大好きな国で、毎日パスタ食べてたいけど。イタリア家具も大好きだけれど、それは現代に作られたクラシックスタイルな家具。日本ではよくある輸入家具というもの。 ど

    • パリ・アパルトマン物語 17区の貴族??

      フランス語学校のアレンジでホームステイ。 「ホームステイ」といっても、アメリカ的なハートウォーミングなものを期待してはいけない。フランスのは、もっと下宿的な、「間貸し」という営利的な感じ。 フランスはカソリック度が強くて、子どもの数が多い。子どもが大きくなって家を出ていくと、必然的に部屋が余る。 そこで、それらの部屋を貸し出すのである。AirBなどない時代、身元がある程度学校の方でわかってて、ちゃんと授業料が払えるレベル。語学学校なので、ずっと居着くこともない。 朝食は簡単に

      • パリ・アパルトマン物語 サンジェルマンの最上階梁天井のアパルトマン

        南仏のフランス語学校で知り合ったK大出身外交官男子が貸してくれた彼のアパルトマンは、人気のサンジェルマンエリア。 小ぶりな古い建物が並ぶ細い道にあった。教えてもらったコードで、建物のドアを開けて。。。5階と言ってたっけ?地上階をいれてだから、日本では6階にあたる。エレベーターを探す。 ナイ!!  大変‼️ なぜなら、私は単なる旅行者じゃなくて、ロンドンから国際引越しの学生の身。電子辞書やスマホなんてない時代、重い辞書や、アンティーク家具の分厚い図鑑のような本など、比較的

        • パリ・アパルトマン物語 南仏の坂道の上のアパルトマン

          パリには、日本から行ったのではなかった。イギリスのロンドンからのお引越し。しかも、ロンドンからは、まず南仏の語学学校へ。南仏なんて、勉強しに行く感じじゃないけれど、ここは、フランス政府機関の学校で、各国の外交官やこれからフランスのMBAに行く人などが来るようなちゃんとした学校。私も、外務省に入った同級生から、この学校を教えてもらった。 学校は、朝からあって、ランチは先生といただくスタイル。ビジネスや社交など、食卓で必要な表現や単語を実践的に学ぶのです。 鷹ノ巣村ということ

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        • パリジェンヌの恋愛ノート
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        • パリの最高級ホテルのスイートルームで
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        記事

          パリ・アパルトマン物語

          「パリのアパルトマン」。 アパルトマンは、一軒家じゃない、戸建てじゃない、日本でいえば、普通のマンションのことを指すから、なんてことのない名詞。 だけど、「アパルトマン」と聞いた瞬間に、そしてそれに「パリの」と付いた時点で、想像力をかきたてられ、オシャレなイメージも想起され、なんだかワクワクさせられる。 パリのアパルトマンには、全部で7軒住んだ。住んだというより、泊まったに等しい短い滞在のところもある。場所は、18区、16区、8区、7区、6区。それに16区よりさらに西のパリ

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          げに正しい知識、正しい指導者は重要かな。

          子どもの頃、クラシックバレエをちょっと習っていた。「ちょっと」というのは、もっとちゃんとやりたかったけれど、時間とお金がかかりすぎて、勉強の妨げになるということで、続けさせてもらえなかった。だから、トゥシューズを履くところまでやっていない。続けても、相手役の男性パートナーがいないだろうな、と当時すでにかなり身長が高い私は思っていたし、バレリーナになりたい!とまでは思っていなかったので、言われるまま、トゥシューズさえはかずに辞めてしまった。それでも、未練?好きだから?踊ることを

          げに正しい知識、正しい指導者は重要かな。

          絶品❣️ フォワグラ・フレンチフライ

          シャレーには、お手伝いさん兼シェフの女性が一名同行していた。ビジネスマンの彼は料理しないので、料理と身の回りのこと、子どもたちの食事の世話をする女性だ。フランスでは、大人と子どもの世界は、はっきりと分かれていて、食事も一緒ではないから。クリスマスのときには、お決まりのフォワグラが供された。そして、クリスマスディナー後のある日のディナーに出されたのが、そのフォワグラの脂で揚げたフレンチフライ!これが絶品❣️ 彼まで、彼女にどうやって作ったのか聞いたぐらい❣️ シンプルだけど、と

          絶品❣️ フォワグラ・フレンチフライ

          シャレー❤️

          シャレーは、ヨーロッパのアルプス地方に典型的なタイプの建物または家のこと。木で作られ、重く、緩やかに傾斜した屋根と、家の正面に直角に設置された広くて支えのあるひさしがある。 日本人視点で一言でいえば、「カワイイ❤️」。カワイイけれど、お値段はカワイクない。笑 それこそ、お城ぐらいの値段のものもたくさんある。パリのアパルトマンとどっちが高いかわからないぐらい! 彼は、このシャレーを入手したのは、後発組だったようで、ゲレンデに近かったり、アクセスのよい場所ではなかった。ただ、逆に

          シャレー❤️

          優しくない大富豪

          ある日、もう真夜中近く、SMSが来た。それに気づいたのは、朝。 SMSの内容がよくわからずに、朝食を食べて落ち着いてから電話をすると、もうパリを出たとのこと。 え⁉️置いてかれた?🤯 彼は、「電車で来れば大丈夫だよ。来方は、後でメッセージするよ。」と。 なんか冷たい。。電話一本くれたらよかったのに。。なんとなく腑に落ちない思いを抱えつつ、メッセージを待った。 やがて来たメッセージ。電車での行き方が書いてある。タクシーを呼んで、駅に向かった。 フランスの電車にはあまり乗ったこと

          優しくない大富豪

          ケチな大富豪

          広告代理店を営むフランス人の友人の紹介で出会った彼は、フランス人なら誰もが知っている広告会社の社長だった。外国人の私は全くわかってなかったけれど。ただ、デートにフェラーリで迎えに来たりしたので、お金持ちであることはわかった。でも、私が知っている富裕層の人たちと同じ香りがしない。だから不思議だった。ヨーロッパは階級がはっきりしているので、血筋と、資産と、階級は大体比例している。知的階級も、もちろん比例する。日本みたいに誰もが大学に行くわけではない。つまり、大工の子は大工で、大学

          ケチな大富豪

          舞踏会?パーティー?主宰者は?

          テーブルに着いて、同じテーブルの人達と挨拶する。みんな簡単な英語なら話せるので、ホッと一安心。それに、フランス語が簡単に聞こえる❣️  18世紀の金メッキの方法とか、軟質磁器とか、教会建築の部位の名前とか、およそ一般的な会話では使われない、日本語ですら聞いたこともないような単語ではなく、どこ出身、何をしてるか、どこそこに行ったことあるか、などの社交会話ばかり。私のフランス語でも十分に会話できる内容ばかりだった。すっかり楽しい気分になっていると、ワルツが聴こえてきた。これが舞踏

          舞踏会?パーティー?主宰者は?

          パリ舞踏会

          舞踏会の名称は、le Bal de Paris. パリ舞踏会。前日、何時にどう行くかエレーヌに電話したけど、誰も出ない。メッセージを残したけれど、返事はなかった。 当日、ロングドレスだから、タクシーを呼ぼうとしたけれど、ラッシュの時間で全然電話が繋がらない。。。 途方に暮れ、そうだ!と彼に電話した。 「どこにいるの?」 「まだ、家。昨日エレーヌにメッセージしたけど、返事はなくって、タクシーも全然いないの。どうしよう。。」 「じゃあ、迎えに行くから、待ってて!」 安心するやら、

          パリ舞踏会

          アンティーク・タペストリーの若手ディーラー

          クリスティーズの学校は、各専門分野の講師が来て講義をするタイプの授業。学校長はいるけれども、彼は時々、時代概論や、家具というか「木材」についての講義をするだけ。 学校の代表としては、貴族出身のマダムがいた。 ある日、生徒の一人のエレーヌの友人ということで、フランス人男性がやってきた。彼は、タペストリーのアンティークディーラーらしく、専門家として講義を行うようだった。 1、2週間後、彼の講義があった。タペストリーは、家具ではないし、私はあまり興味ない。ロンドンのサザビーズの学校

          アンティーク・タペストリーの若手ディーラー

          元大臣からーシャンゼリゼのストライキとバスティーユのストライキ

          蔵元の友人に紹介されたのは、元大臣。前の政権でヨーロッパ大臣だった。フランスの一番のエリート校で首席という、本当のエリート。ヨーロッパ大臣やったぐらいなので、英語もペラペラなのに、まだフランス語が微妙な私に電話してくるとき、早口すぎるわかりにくいフランス語で、大変だった。頭いいなら、なんで相手に合わせてゆっくり話せないのかしら? 言ってることがわかりにくいから、イマイチ会話も弾まない。 一番覚えているのは、デモの話になって、私が茶化して、「シャンゼリゼ歩いたり?」と言ったら

          元大臣からーシャンゼリゼのストライキとバスティーユのストライキ

          天才?紙一重な年下時計技師

          機械式時計、どんなものかご想像つくでしょうか? たいていの方が、今持っていらっしゃるのは、クォーツ電池式。 電池ではなくチクタクチクタク動くのが、機械式です。その上、永久カレンダーなどさまざまな機能を小さな時計に詰め込んだのがトゥールビヨン。 フランス人の、マリー・アントワネットの時計技師だったブレゲが発明したものです。 スイスの時計学校にも行き、それを目指している大学の後輩がいました。親が会社経営で、経済的には十分だった彼は、日本人とのふれあいを求めていたのか?私が代表を務

          天才?紙一重な年下時計技師

          王子さまタイプの日本人好きな俳優志望

          私は、全然メンクイじゃないけど、なぜそういう人達からモテることが多いのかしら?? 多分、しっかりとしてて、頼れるように見えるのと、着こなし?自信を持って着こなせるのは、イメージコンサルタントの勉強をしたのと、過去に付き合ったモデルやファッション関係の方から教示を受けたおかげだと思う。そして、そういう人達を多く知ってるので、単に顔がいいだけでは、全然心を動かされないから? とにかく、そういう人に多々アプローチを受けることが多かった。 パリのパーティーピープルと言っていい貴族の友

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