世界中でここでしか食べられないサバあります。
どもっ!
蕎麦屋の皮を被った海鮮屋のmikamanです。
皆さん、鯖の白子って食べた事あります?
もちろんmikamanは蕎麦屋の皮を被った海鮮屋ですから様々な白子食べてきていますが、鯖の白子って身と同じで凄く味が濃くて美味しいんですよ。
そんな鯖の白子が、まさかの生で安心して食べられるという環境が静岡市清水区にあるという。
そんな話を人伝いに聞いて見学に行ったら、扱わずにはいられなかったという話です。
魚の町清水区??
私の住む静岡市清水区は、イメージわく方もいるかもしれませんが魚の町というイメージです。
実際は鮪の町と言ったほうがいいかもしれません。
実際に静岡市でも水揚げはありますが、昔のような事はありません。
(余談ですが、世界の漁獲量はこの30年で2倍になっていますが、日本の漁獲量は半分になっていて、事は非常に深刻になっています。)
多くの関係者が警笛を鳴らし続けてきていたのに、この有様は世界に恥じるべき事と私は考えています。
清水に養殖場??
そんな中、2020年に日建リース工業さんが清水区に養殖場を作り、サーモンの養殖を発表。
かの有名な「三保の松原」付近にて養殖をはじめたという。
これは凄い事なのでは???
と、2022年に問い合わせてみたのですが、まだ研究段階の為、価格も高くうちの店にはちょっと厳しいかな・・・・
と諦めてしまったんです。
こんどはサバ養殖??
2023年、日建リースさんが今度はサバの養殖を発表!
安心して生でサバが食べられるとのこと。
え?どういうこと??
サバは生で食べるけど、それなりのリスクはついて回ります。
アニサキスゼロ確定宣言???
そんなん考えていたら、お友達が
「日建リースさんと懇意にしていて、今度養殖場見に行くけど一緒に行く?」
とのお誘いが!
「行く行く!!」
というわけで行ってきました~~!
SDGsにかなった食材を全国にアピール
この三保の養殖場は、三保の海水を吸い上げ清浄し利用していて、プランクトンがゼロの養殖をしています。
海水も臭いはほぼなく、真水かどうかは飲まないとわからないほどの綺麗さに驚きました。
こんなきれいな中で養殖されたサバは、ある意味無菌培養でストレスフリーのようでした(魚の気持ちはわからないけど)
養殖する側の想い
日建リースの方にお話しを伺いましたが、思いのほか気持ちはアツく、このサバ、サーモンを使って静岡市からミシュランを出したいとの意気込みでした。
また、地域にこのような産物が出来ることでアピールして地域経済の活性化も。
清水港は一年に結構な数の客船が入港するのですが、この乗船客の外国人の方々はお金を落とさないそうなんです。
それを見て、清水もいいところ沢山あるんだから頑張らないと!
って話しておられました。
話を聞いているうちに、「これは自分も頑張らなければ・・・・」という思いがふつふつと湧き出てきて
「よし!自分も扱わせてもらって地域経済の発展に~~!」
となった次第です。
扱ってみたら思っていたのと全然違った
いざ扱ってみると、サバの刺身に1800円の価格をつけないといけないんですよ。
もう不安しかないですよね。
いざ提供を始めると、これがしっかりと売れるんです。
「TVで見て食べたいと思っていたんだよ!」
「白子が生で食べられるなんて・・しかもすっごいとろっとろで感動!」
などなど、消費者の関心の高さに驚きました。
毎週入荷していますが、毎回完売。
よーーーーーし!
こりゃ勢いに乗ってバンバン売って地域経済の活性化じゃ~~~!
って思った矢先・・・・・
「予約注文が入りすぎて、育ったサバが全て予約で売り切れてしまいました・・・すみません」
がーん。
話を聞くと、地元の大資本の会社がサバでTVに出るからということで買い占めてしまったらしい。
TVですから地域にとってはアピールするのに凄くいいですよね。
だけど私はお客さんにちょっと申し訳ないって気持ちに。
そんな人気爆発寸前の三保松サバ、今後ともよろしくお願いします。
次回入荷は11月頃とのことです。
もちろんその大資本の店に行けばあると思いますよ~~~!
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