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夢は?と聞かれた時【良い事言わなきゃ】のプレッシャー

子どもの頃、将来の『夢』は❓と聞かれて、カッコイイ事言わなきゃいけない気がして、大人が喜びそうな夢を語り、褒められる流れを作ってきた人が多いのではないだろうか。

大人は子どもに夢を持たせると言いながら、自分の都合よく、子どもに夢を背負わせている。
良い学校に入れたいだとか、学校が親のブランドになっている気がしてならない。
そんな期待を背負っている子どもを見ると、楽しいと思えているのか??とふっと思う。
子どもは親に期待には応えたい。大人に認められたくて頑張る。
親に認めてもらえない夢を持っていた時、それを隠して諦めて生きるのは辛いだろうなと思う。
親と闘うということをできない子もいる。

私が中学生の時、将来なりたい職業について調べろという総合学習という名の、よく分からない授業が登場した。
私はこの頃、純粋に「専業主婦」になりたかった。
母は19歳で結婚しているので自分もできると思っていたからだ。なんの迷いもなく、素敵な人と出会って結婚すると書いたら、先生にそれは「仕事じゃないだろ」と却下された。

イラッとした。この先生は「主婦」を馬鹿にしていると思った。こんな人とは絶対に結婚したくないと心に決めた瞬間でもあった。

私がこの時、めちゃくちゃ頭がキレる子だったら、嘘だとしても
「先生みたいな先生になりたいんですけど、どうしたらいいですか」とゴマをすり、好感度を抜群に上げておけばよかったと大人になってから思うが、当時の私は自分の都合で夢を子供に語らせる大人が大嫌いだった。

私が大人になったら、どんな小さな夢も、大切にできる大人になりたいと思った。そして、その小さな夢が大きな夢にもなることを教えてあげることのできる大人になりたいと思った。


そして、その5年後、18歳になった時。
私は、M-1グランプリの一回戦の予選スタッフとして舞台裏にいた。
そこには「夢のある大人」で溢れていた。
どんなにバカにされても強く生きる大人がいた。
夢は子どもだけが見るものではないことを知った。
夢のある大人の背中はとてもカッコいい。

お笑いライブのスタッフとして、まだ売れない若手芸人と共に過ごした時間は、私の人生で1番の青春だった。
お金がなくてもキラキラと夢を語る彼ら。ガムシャラに自分自身を磨きあげる。彼らは大人になってもずっとチャレンジして青春をしているように見えた。

中学生の頃、私がどんな小さな夢もバカにされる夢でも大切にして生きたいと強く誓った結果、この景色を見ることが出来たのだと思っている。

世間一般が絶賛するような、大人が納得するようなカッコイイ夢なんかじゃなくていい

どんな職業になりたいかという夢よりも。
私は『どんな大人になりたいか』という夢を描く事をオススメする。
その為の仕事は一つとは限らない。
立派な大人になるのは地位でも名誉でも、お金持ちになることでもなく。自分という人間性を常に高めることにあると思う。

夢を持てない若者が多いのは、夢を否定する大人が多いから。
夢は無いみたいに生きている人がいるけれど、本当は心の底に、あれもしたい。これもしたい。という夢を少なからず持っていて否定されるのが怖くて言えないだけだったりする。

宝くじを買う大人は夢を見すぎているのに、大きい声で「お金が欲しい」という夢は言わない。買わなきゃ当たらないし、とりあえず。。。という謎の謙虚さを貫いている。

自分の「夢」を語るのが恥ずかしい社会。
そんな社会にはしたくないので、私は人に夢を語れと今むちゃぶりをしている。
↓このコミュニティのお題です。

夢を語れない社会があるなら、夢を語るコミュニティを作る。
小さな夢を一個ずつ叶えていけば、それは大きい夢になる。

まずは夢を語ろうよ。

そういえば私はまだ「主婦」の夢を叶えていない。
ここに書いておこう。私の夢は、いつか自分の「母」みたいな母になりたい。

最後まで読んで頂けたらスキ!よろしくお願いします❤️

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