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海外出張にみる外資の合理的な企業文化


外資の企業文化の特徴はと問われれば、成果主義を支える合理的な考え方と生産性の高さと答えるでしょう。今日は、海外出張を例にお話します。コロナで海外出張ができる日はまだ遠いかもしれませんが、たまには楽しい?お話も。

コロナ不景気で社内ルールも変わっているかもしれませんが、外資のかなり多くの企業において、マネジャー以上の役職は6時間以上のフライトをビジネスクラスで飛んでいます。エコノミーで長時間移動して、へとへとになって会議に参加しても、質の高いアウトプットはできないだろうという考えが底辺にあります。生産性重視、社員の体調への配慮もあり、気合いでなんとかするという精神論を持ち出す上司はいません。

個別の例にも、外資の合理性と生産性を追う企業文化が現れるだけでなく、個別の例外対応 OKが現れます。

知り合いに、体質的に時差ボケに異常に弱い人がいます。西回り・東回りに関係なく時差に弱く、アメリカに行こうものならゾンビのようになってしまい、2日間使いものにならないそうです。時差が大きい国への出張の時は、上司に頼んで2日前に現地入りするのが習慣です。

つまり余計な宿泊費が2泊がかかるわけですが、上司に「君の体質が原因だから、エクストラの宿泊費は自分で払って」と言われたことはないと言ってました。会社の用事でアメリカに行かなければならない、たまたまその本人の事情で2日前にアメリカ入りしないといけない。業務で必要なのだからしょうがないだろう、当然、追加でかかる費用は会社持ちという考え方です。

私の例で言うと、シカゴに出張した時に現地で風邪を引きました。仕事が終わるまではなんとか気を張ってもたせましたが、金曜日の夕方、全て終わったら体力が尽きて倒れそうになり、明らかにかなり熱がありました。シカゴから東京のフライトは13時間です。飛行機に乗る問題は、途中で降りられないこと。翌日のフライトに乗れる自信が全くなかった私は、考えました。

このまま2泊くらいアメリカにいれば、飛行機に乗れるだろうか? アメリカの医療制度が全くわからないし、体調絶不調の時に英語で説明できるのか非常に疑問。当時、出張が多くマイレージはかなりあったので、ビジネスをファーストクラスにアップグレードして、180度横になってなら乗れるかもしれない。

上司にメールで相談したところ、彼(アメリカ人)の答えはシンプルでした。「どちらでも、あなたが楽な方にしなさい。追加で宿泊するにしても、ファーストクラスにアップグレードするにしても、業務なのだから、支払いをあなたがしたり自分のマイレージを使うのはおかしい。会社が負担するから心配しなくていい。」

私の知り合いの上司の時と、同じ考え方ですね。

私はファーストクラスにアップグレードすることを選びました。JALだったのに、体調が悪すぎてほとんど記憶がありません。寒いと言ったら、羽毛布団が出てきたことしか覚えていません。なんと残念なことw

社員が生産性高く働けることが優先、「気合い」とか「はってでも」などの精神論を持ち出さないところが、外資の特性です。



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('O'*) 右脳の女王からおまけ  ('O'*)

ザ・無方向感覚が特徴の右脳の女王、夫と訪れた公園で、向こうに見えるマンションの話をしてました。私が「あのマンションどこ向き?」と聞いたら、「江戸川が左から右に流れてるでしょ」と夫。それってどういう意味なん????    「江戸川は北から南に流れていて、お弁当タイムに太陽が頭の上にあるんだから東向き」6年結婚している妻のことをあまりにわかっていない配偶者であった。右脳の女王は今日も行く〜




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鈴木 美加子(グローバル人材塾)
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