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外資への転職、節目の年齢3つ

外資への転職については、〇〇才までに転職しないといけないなど都市伝説が存在します。実態はどうなのでしょうか? 3つの節目の年齢について取り上げます。

■  30歳

平常時、外資系が職歴や経歴にこだわらず本人にポテンシャルがあると思えば、採用する年齢の上限です。大きなキャリア・チェンジ、例えばセールスからマーケティング、経理からITなどが可能です。

キャリア相談で、優秀な20代にやりたい仕事が今までの経歴と異なる場合、「情熱と自分ならなぜできると思うか」を論理的に情熱を込めて話せればきっと受かりますとお伝えします。もちろん、現職で社内異動できればそれが最良の策です。自分の人柄と仕事ぶりを理解してもらっている他部署に、引き抜いてもらえれば労力も時間も費やさないで済みます。

■  41-42歳

日本企業から初めて外資に転職する上限の年齢です。なぜかと言うと、企業はそれぞれに文化を持っており、人は年齢を重ねると一般論で言えば柔軟性を失くし、長く在籍した企業の影響を受けすぎて新しい環境に馴染むのが遅くなるからです。

「外資だし、年齢なんてナンセンス」と、この年齢を超えて初めて日本企業から外資へ転職する方を採用したことが3回ありますが、見事に玉砕してしまいました。「前の会社では」を頻繁に使い、周囲も「ここは前の会社ではない」を呑み込まなければならず困ってしまいます。本人も「こんなはずではなかった」「前の会社の方が良かった」と、前職と比較しがちでコメントがネガティブになります。

■ 50歳

残念ながら年齢に対する偏見は、外資の市場にもありますし、友人に聞いたところでは海外でもあるようです。発想として「同じような経験・スキルをもった、もう少し若い人はいないのか」という考えになりがちです。

50歳を超えても全く関係なく転職エージェントからお声がかかるのは、2タイプです。いづれにしても、転職回数が3回までのジョブホッパーでないことが前提条件です。

a) 役員クラスの人材である
b) 高度に専門職で売り手市場である。具体例を話しますと、例えば食品業界に存在する会社全体のプロセスがルールを守っているかどうかを審査する仕事が該当します。食品業界での経験が十分にあり、審査ルールを理解しているなど求められる条件が多く、一般の人がすぐにできる仕事ではないため、比較的年齢が上でも全く問題なく転職が可能です。ここでの鍵は高度にスペシャリストであることです。

将来、起業する予定が今のところなく、一生組織に属することになりそうな場合は、専門性を磨くことを意識しながら仕事をし転職を決めないと、人生の後半で大きくつまづくことになります。

本人の仕事が高度に専門職と言えない場合は、過去の人脈を振り返って自分のことを引き抜いてくれそうな人はいないか、よく考えてみることをお勧めします。外資にいるとM&Aなど想定外が発生しますので、普段から人脈を広げる努力をすることもいざという時に助けてもらえる人を増やすことに繋がります。

外資系での転職では、30歳が大きなキャリア・チャンじを伴う転職ができる上限、41-42歳が初めて外資に転職をする上限、50歳はかなり多くの人材にとって転職が難しくなる年齢です。キャリア形成は必ずしも自分の思い通りにはなりませんが、後半戦を意識できると充実したキャリアを作れます。

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('O'*) 右脳の女王からのお前け  ('O'*)

夫に待ち合わせの場所をLINEしたら「できたらGoogle Mapのスクショと何階なのかを教えて欲しい」と返信が。こんなに丁寧に説明したのにわからない?  まっ、右脳の女王、地図が読めないし空間認識力ないんで、自分以外の人は読んでもわからないかぁ。右脳の女王は今日も行く〜

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鈴木 美加子(グローバル人材塾)
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