泣いちゃった日
床に寝っ転がって、タオルを頬に当てて、
子供みたいに泣いてしまった。木曜日のことだけど。
なんだか最近情緒が不安定で困っている。
この時期になると、何もかもを捨てたくなる。
恋人と別れるのも、いつもこの時期だった気がする。
ちょうど夏と秋の間。夏に用意した体力が底をついて、秋が来ることに、準備ができていないからかもしれない。
夏は夏でイライラする。
夏の始まりはあんなに楽しみなのに、中盤になってくると、暑いことにうんざりする。
そう言えば、夏が嫌いだった!
って思い出した時には時すでに遅く、
はしゃいでしまった体力は、もう遠い彼方。もどってこない。
だから、秋が来ると辛い。
底をついた体力に、容赦なく切ない風がピュンピュン吹いてくる。
私の心はスポンジみたいにカラカラなのに、知らん顔して冷たい風をふかせて、穴の空いた心に、どんどん侵入してくる。
そうすると、心に隙間風が住み着いて、どんどん悲しくなる。(えーん)
昨日泣いたのは、些細なことだった。
仕事で、注意された内容が、何故か癇に障った。
今までした努力を、がんばってきたことを、全て否定された気持ちだった。
今思えば、(そしてその時考えてもそうだったけど)それは適切な注意だった。勿論、私がもっと努力しないといけない内容だった。
それでも、家に帰って泣いてる時、これは人生を賭けた悩みだと思った。
私はいつもいつも損してる気がするし、いつも頑張ってる。この終わりのない頑張りは、いつまで続けないといけないんだろうと。
それから、こんちくしょう、いつもいつもこんなことで悩んでる!
いつもいつも悲しんでる自分は可哀想!
って思って、また子供みたいにヒクヒク泣いた。
トイレで泣いて、タオルに顔を押しつけてないて、体育座りしながら、また泣いた。
隣にいた彼氏は、正直困っていた。
お陰で、今日の私は元気だけれど。
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側にいた彼氏が役に立たなくて悔しかったのと、好きだと言ってくれるくせに、困った私の心を大切にしてくれる人はこの世にいないのかと思うのが悲しかった。
完璧に被害妄想だけど、
その時は本気でそう思った。辛かった。
誰も辛い気持ちを代弁してくれないとわかっているけど、私と変わって欲しかった。
辛いね、もう全て辞めていいよ。なんとかしてあげるからと言って欲しかった。
それでも、不貞腐れて眠って、また朝が来た。
彼氏がかけてくれたアラームで起こされて、
誰もいない家に行ってきますと言って会社に出た。
辛い気持ちも、不貞腐れた気持ちも飲み込んで、次の日の私は、何にもなかった顔をして社会に出る。
(本当は、昨日泣いちゃったの。だから今日も辛いこと言われると、泣いちゃうかも!)
って心に思ってくさくさしながら。
きっと、電車に乗ってる2割は、そんな気持ちを抱えてるんじゃないかと閃いた、金曜日。
何もない顔して生きる社会人、皆さんまとめて私も含めてお疲れ様ですね。
連休大変嬉しいです。
以上、泣いちゃったお話でした。