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芸を磨いていくのが更年期
久しぶりにテレビを見ました。
芸能界でなかなか冷めやらぬ、深刻な異性トラブル。
このような問題を、個人的にはお互いの課題と捉えていますが、次第に隠された部分が表面化しています。
芸能人のこうした問題は、昔からあるからこそ、テレビが成り立っていたわけですが、その程度が見る人の心を掴んでいるなら、テレビの目的は達成していると言えますね。
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古代の芸能は、神社の祭礼で神様を祭るために歌や踊りを捧げる神楽といわれるものでした。
それは、見る人の心を清らかにし、心を動かす芸術のような感覚。
現代は、良い悪いや、やったやらないなど二元的な答えによって評価される芸能界ですから、芸術を表現する意図の矛先によっては、受け取る人の心も濁ってしまいますね。
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我が町の芸能は、祭りの時期に、楽人や舞姫が神様の前で歌や踊りを捧げていました。
この神聖な空間の中に、何十年もの間受け継がれてきた伝統的な音や舞いがあります。
その音や舞が、町の人の在り方に影響され、高齢になっても威張ったり、傲慢な人は一人もいないなぁと改めて感じました。
人をもって表現するものを芸能というのなら、その表現によって感情がより良い方向に働かないと生きるエネルギーは伝わらないし、活かす力にもなりませんね。
更年期は、子ども時代から食べた物や発した言葉、仕草が体格、体調やお肌全て表現されます。
それだけではなく、側にいる人はそれによって引き寄せられた人たちです。
自分の中にある毎日積み重ねてきた芸事が、人にどう影響を与えているか、言葉の音や立ち振る舞いを省みて、常に磨いていかなければなりませんね!
…久しぶりのテレビを見てそう思いました。