OTTAVA Accademia配信講座 「オペラでイタリア語!」次はいよいよ#4〈プッチーニ《トスカ》で恋人のヤキモチをかわす〉
インターネットラジオOTTAVAさんのOTTAVA Accademiaの生配信+オンデマンドでお送りしている「オペラでイタリア語!」大変ご好評いただいております(当社比…笑)。
2022年10月27日(木)19時スタート!「オペラでイタリア語!」#4〈プッチーニ《トスカ》で恋人のヤキモチをかわす〉
「オペラでイタリア語!」は、オペラの決め台詞を覚えながらイタリア語に親しむ講座です。第四回目はプッチーニの《トスカ》を取り上げます。トスカは1800年のローマを舞台にした歴史物語。ローマの実在する教会やサンタンジェロ城なども登場するご当地オペラといえます。主人公の歌姫トスカは画家カヴァラドッシの恋人ですが、彼女の愛情表現はイタリア女性に典型的なパッションに満ちたもの。トスカの焼き餅と、カヴァラドッシの彼女への優しさに満ちた返事は、きっと現代の私たちにも参考になると思います!
ちなみにイタリアで「嫉妬深い恋人」は、一般的には相手のことを深く愛している証としてポイントが高いのが普通です。まあ、実際はもちろんケース・バイ・ケースですが…。
また、gelosia(嫉妬)とinvidia(羨望、そねみ)は違う感情なので注意が必要です。gelosiaはすでに自分が持っているものを失う心配であり、恋愛感情などの嫉妬の他にも、例えば「Sono molto geloso del mio tempo(私は自分の時間に対してとても嫉妬深い=私は自分の時間をとても大事にしている)」などという使い方もできます。つまり、ある対象を大切に思っている感情を表すので、恋人、パートナーなどにも(ヤキモチをほどほどに焼けば)喜ばれるわけですね。
一方、invidia、英語のenvyにあたる言葉は、嫉妬といっても「ねたみ、そねみ」、つまり自分に持っていないものをうらやむ感情です。第三者からこの感情を持たれたらやっかいなことになります。実際、トスカの嫉妬深さを利用して、彼女とカヴァラドッシを窮地に陥れる警視総監スカルピアは、自分にはいない「相思相愛の恋人」同士である二人に対する羨望に突き動かされていました。
ちょっとコワイお話になってきました(汗)。配信番組は楽しいお話もたくさんあります。安心してご視聴くださ〜い!
10月27日(木)の19時から生配信にご参加いただければ、コメントを書き込めますので質問なども可能です。その後は、オンデマンドで期限なしでご視聴いただけますので、ご興味ある方は是非どうぞ!講座は一回分が2,200円(税込)、3回分のおまとめチケットは5,500円(税込)です。
事前にOTTAVA Plusに無料登録が必要です。OTTAVA Accademia の〈オペラでイタリア語!〉第4回「《トスカ》で恋人のヤキモチをかわす」はこちらからどうぞ!
OTTAVA Accademia「オペラでイタリア語!」、今後の講座は以下のとおりです。ご興味がある方は是非どうぞ!
OTTAVA Accademiaー井内美香「オペラでイタリア語!」#5 2022年11月17日(木)19時〜
ヴェルディ《ファルスタッフ》で楽しい老後を目指す!
第五回目はヴェルディの《ファルスタッフ》が教材となります。生涯現役が叫ばれる現代ですが、若いころ輝いていた人ほど、寄る年波を感じるとがっくり来ることがあるのではないでしょうか?しかし心配はいりません。シェイクスピアの『ウィンザーの陽気な女房たち』と『ヘンリー四世』を原作にした、ヴェルディのオペラ《ファルスタッフ》の主人公サー・ジョン・ファルスタッフを見れば、人生後半をどう生きるかの(反面教師的な!?)学びがたくさんあります。さあ、ファルスタッフのような楽しい老後を目指しましょう!
詳しくはこちらからどうぞ!
OTTAVA Accademiaー井内美香「オペラでイタリア語!」#6 2022年12月15日(木)19時〜
モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》で数字に強くなり、記録を伸ばす方法を学ぶ
第六回目はモーツァルト《ドン・ジョヴァンニ 》を取り上げます。スペインの貴族ドン・ジョヴァンニの生きがいは女性を誘惑すること。従者レポレッロは、彼の主人ドン・ジョヴァンニが征服した女性の名前を逐一、手帳に記録しています。レポレッロの歌う愉快なアリア「カタログの歌」では、ドン・ジョヴァンニが陥落させた女性の数はイタリアでは640人、ドイツでは231人、フランスでは100人、トルコでは91人、そしてスペインでは1003人と紹介されています!さあ、レポレッロと一緒にイタリア語の数字に強くなりましょう。
詳しくはこちらからどうぞ!
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