新人類の思い出ばなし
おとなたちから「新人類」と呼ばれたわたしも気付けばアラカン。
初投稿はだらだらばらばらととりとめのないことを書こうとおもいます。
おとなになっても演歌は聞かなかった
その昔、昭和40年代のこと。ちょっとオシャレな家や年の離れた音楽好きな兄や姉がいた友だちの家では洋楽が流れていることもあったけど、わたしの両親世代、近所のおじさんおばさんたちが日頃よく聴いていた音楽は演歌だった。
自分もいつか大人になったら演歌をきくようになるのかな?と思っていたけど、アラカンとなったいまも中学時代と変わらぬロックを聴いている。David BowieとかZombiesとかジャニス・ジョップリンとかWhoとかチープトリックとかStevie Wonder(60−70年代)とかドアーズとかほかにもいろいろ。
歌詞が苦手だった
演歌に限ったことではないけれど、日本語歌詞の曲で困るのは、歌詞にひっかかりがあると曲がよかろうが悪かろうがそんなことはもう関係なく、そこ(そのシチュエーション)が気になって気になって気になりすぎて仕方なかったこと。
ジャ○ラックに怒られるので歌詞そのものは書かないけど、昭和の子たちはだいたいおわかりになるのでは。
着てもらえないとわかっているセーターをなんで涙堪えて編んでるのだろう。重い。怖い。(北の宿)
毎回毎回寒空の下、長風呂の男(同棲中の彼氏)に髪が芯まで冷えるまで待たされて「あなたの優しさが怖かった」という答えにたどり着いた理由がまるで理解できない。そもそも別々に帰る選択肢はなかったのか。(神田川)
付き合いはじめたふたりが喫茶店にいるところに割り込んでいって、熱い視線を送り、必ず振り向かせるという決意の歌詞、そのストーカー気質、超怖い。(まちぶせ)
別れた男を「わたしのいい人」と言い切り、雨乞いしながら連れて来いというその執念やおそろしや。(雨の慕情)
同棲していた男が出ていった部屋に帰りたくないからもっと飲ませろ、そしてその男を思い出す歌を唄うなと、酒癖の悪そうな女性がひとり飲みしているところなど出くわしたくもない。(氷雨)
キミは恋人じゃなくて友だちさ、と言っている男友達に対して、いやそれは違う、あなたが帰る場所はわたしの胸だけよ、という重く深すぎる思い込み。(ロンリーチャップリン)
挙げればキリがない。この辺でやめときます。
昭和歌謡の歌詞に聞き耳を立てていると、そのメンタルの危うさに恐れをなして集中できなくなるのは今も昔も変わりません。
10代の終わりから20代初頭、女性ロックバンドの登場。その名もGO-BANG'S(ゴーバンズ)
失恋(こっちが振るときも振られるときも)も、そこから先の楽しい人生を彷彿とさせる歌詞が大好きで共感の嵐だった。
ex 振られたとき 無敵のビーナス
はい、そのとおり。大丈夫ですよ。
失恋ごとき、いや、失恋にかぎらず。
失敗ごとき、人生において、ただの経験です。いや、『ごとき』でも『ただの』でもない。失敗は後々意味づけをもたらすありがたい経験です。
※見捨てられ不安などが考えられる場合は医療機関で専門家に相談し、メンタルを整えることをおすすめします
先日元世界チャンピオンの村田諒太さんが東京新聞のインタビューで語っていたこの部分、さすが。
落ち込んだら「未来から意味づけを」
中学最後のサッカーの大会でPKを外して負けてひどく落ち込んでいるインタビュアーの息子さんに対して何か適切な助言はないかと聞かれたあとの村田さんの返答
そのとおりなんですよね。仕事でもなんでもね。
はなしは戻る、GO-BANG'S
数少ない恋愛経験から、さらに数少ない、フってお別れの経験。個人的にはこちらのほうが自己嫌悪でメンタルきた。
ex 振ったとき スペシャル・ボーイフレンド
人間、誰だって弱ってる時期あります。
そんなとき、友だちのままいれば超いい関係だったのにも関わらず友だちの枠を超えて寄っかかってしまった若かりし頃の苦い経験、ある人いるよね?
これ、このままいたらダメだなって思って先にすすむときのチクっとする罪悪感、胸の痛み、だけど大切な人で大切な存在で大切な時間だったよね、という気持ちがギュッと詰まった名曲。
わたしの好きな人には共通点がある
同世代の芸能人で好きなのは森若香織と小泉今日子。
このふたりの何が好きかというと、自由さを感じるところ。芸能人をやめたとて、日本から出たとて、どこででも楽しく生きていけそうだな、という雰囲気があるから。自分軸という言葉をあちこちで見かけるようになりましたが、わたしから見て彼女たちはまさに自分軸で生きてる感じ。
実際に知り合いではないのでただの妄想だけどね。
芸能界で見なくなったなぁ〜(仮)のあと、下北沢の古着屋や古本屋の奥でのんびりと「いらっしゃーい」と彼女たちが店主していてもまったく不自然ではない気がするし、彼女たちがやりたくてやってる感じがする。そんな雰囲気があるところが好き。
そして話しはとぶ。新人類の起業について
わたしが起業した当時(1999〜2000年代初頭、副業としての起業スタート)、まだ個人のECがさほど多くはなかったせいか様々な媒体(ECシステムを提供しはじめたサーバー会社やハンドメイド系雑誌など)から起業のきっかけを聞かれた。
わたしが答えていたのはこの2点
愛犬といっしょにいたい(好きな時間に好きなだけ散歩したい)
会社員が勤まらない
もっと高尚な答えを期待されていたのか、深堀りしようと質問を重ねられたこともあったけれど高尚な目標設定はなかったし、ぶっちゃけいまもないです。
強いて言うなら愛するGO-BANG'S森若さんのこの言葉を借りよう。
”音楽”の部分を他のコンテンツに書き換えたら、そのままわたしが言いたいこと。
病まず、老け込むことなく、好きを続けたい。
これに尽きます。
これから起業を考えているみなさん、どうぞENJOY!
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