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【Blender】UV展開にチャレンジしよう!おすすめのやり方を紹介します!

 3Dモデルを制作するうえで難しいことの一つにUV展開があります。
 チャレンジしてみたけど難しい!どうシームを入れるかわからない!という方向けに解説していきたいと思います。

 分かりずらい一番の問題は、いきなり複雑なモデルを展開しようとしていたり、展開の仕組みが複雑で理解が難しいことが要因かなと思います。
 
 今回は簡単な立方体や円柱などを参考にしてシームの入れ方や展開方法、注意点などをお伝えしていきます。

UV展開とは?

 UV展開とは3Dモデルにテクスチャ(木や布、肌などの質感の画像)をペタッと張り付けるために必要な展開図です。

UV Editingの画面。右がオブジェクトで左が展開されたUV配置です。

 実際にテクスチャを当ててみました。

青、白、黄色の面に対応した絵がオブジェクトに反映されています。

 左の木の絵が右の面に表示されています。展開したUVマップに左の絵の柄が適用されていることが分かりますね。

 青、白、黄色で色分けしてみたのですが、
 左の青のUV(正方形の範囲)内に表示されている絵が、右のオブジェクトの青い面に張り付けられています。白、黄色も同様です。

 白の面が分かりやすいですね。

さかさまになってますが同じ絵柄が表示されているのが分かります。

 このように、左の展開したUVの範囲に表示されているテクスチャが、オブジェクトに反映されて表示されています。
 展開せずにUVがない状態だとテクスチャが正しく当たりません。(追加から出せる立方体などのオブジェクトは、最初からUVが設定されているものもあります。)

平面を上に押し出しして立方体を作成。引き延ばした分の側面のUVがないため木目がちゃんと当たっていませんね。

 テクスチャを正しく当てるためにシーム(切れ目)の入れ方や注意点など理解することが重要です。

シームの入れ方

 シームとは3DモデルのUVマップを作成するための切れ目のことです。3D空間内のX,Y,Z軸上にある3Dモデルの面を、2Dの平面へ表示するために切れ目を入れます。
 そうすると、段ボールを開くかのように展開することができます。

右は3D空間、左は2D空間。右のモデルの赤い線のところにシームが入っています。

 なるべくわかりやすく説明したい!!ので立方体と円柱を使って解説していきます!
 まずは立方体でやっていきましょう!

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