症状の原因は
院長の田邉です^^
13日のブログで載せた方の続き
症状は軽減しているがまだ残っている。
何か見落としが無いだろうか??総ざらいで検査する。
・頚椎から出る神経の検査→はっきりした所見無いが怪しい
・肩甲骨周囲の筋力低下
・肩関節周囲はさほど低下無いが、違和感あり
・前腕筋もわずかに低下あり、違和感もある
・前腕、手の感覚に左右差あり
なるほど、大体把握できた。これは胸郭出口症候群に近い病態が絡んでいるのかもしれない。
この方の受傷は転倒して腕を付いて、それからの強い痛み。
局所では手や腕・肘などの急性外傷。
中枢では転倒した時に首への障害を避けるために、頚椎回りの筋肉を過緊張して守ったのだろう、と思った。頚椎の筋肉も検査すると、痛みがある側では顕著に低下していた。おそらく、斜角筋が腕神経叢を絞扼していたのかもしれない。斜角筋に圧痛もあった。
治療は何度か行った。治療台で施術が終わっても抗重力位に戻すと何度か反応が戻っていた。念には念を入れて何度か治療をした。
治療後は、検査結果はクリアしており症状軽減しているが何か引っかかる。
これは経絡の肺経か?神経筋肉反射すると陽性。
ハウスダストと花粉に反応。これの過敏性をクリアー。痛みが出た時期と、天候の変化で窓を開けている時間が増えているとのこと。
話としてはつじつまが全て合う。少しでも良くなってもらえればうれしいと思うのですが、なかなか自分の思うようには行かない。
しかし、この経験は絶対忘れない!