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アトランタの桜前線レポート〜「貝合わせ」でひな祭りの余韻を楽しむ

アメリカ・アトランタからこんにちは!
MIKA'S LITTLE BAKERY主宰の、みか・バークスです。

ひな祭りが来たと思ったらもう春分の日も過ぎて、暦の上でも春ですね。

すでにアトランタは桜の季節になっていますが、桃の節句では、女の子がいるご家庭では、ひな人形を飾ってお祝いをした方もたくさんいらしたと思います。

我が家は、実家から持ってきたひな人形を出して、ランチは五目ちらし寿司とハマグリのお吸い物のお吸い物。

ひなあられやひしもちはなかったけど、ランチは娘にも好評で、ひな祭りらしさが味わえて十分。

ということで、今年のひな祭りは終了!

のはずが、はまぐりが立派すぎて、そのままゴミ箱にポイするのに気が引けてしまいました。(実は一回ポイしたんだけど、思い直して拾い出したんですヨ。5秒以内だったから、5秒ルール適用してキレイに洗ってヨシとした、笑)

そこでふと思い出したのが、生前母が自分で作った「貝合わせ」
わざわざ日本から送ってきてくれたのに、今までクロゼットにしまったままでした。

貝合わせは平安時代の貴族たちのあいだで好まれてきた遊びで、将来娘がいい人に巡り会えるように、という思いを込めてひな祭りにもよく使われるそう。

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これだけで、またnote記事が数本書けちゃうくらいなので、それは別に機会に譲るとして、母の貝合わせを眺めていたら、今までずっと飾ってこなくて母に申し訳ない気持ちがするとともに、私も作ってみたい気持ちがムクムクと湧いてきました。

美大出身の母は絵が得意だけど、私は苦手。

なので、私流に、、、となると、絶対的にアイシングクッキー系です。

アイシングクリームは、傾斜がある貝にはダレてしまって不向きなので、フォンダント(シュガーペースト)を使って、桜で春らしさを埋めつくしてみようと即決定!

日本で桜を見たのは、アメリカに移住する前の多分20ウン年前のはず。
アメリカでも桜の木は人気で我が家にもあるのですが、やっぱり日本の桜とはなんだか雰囲気が違う気がするんです。

アメリカの桜は、大雑把な華やかさ。
対する日本の桜は、繊細で華奢な感じ。

私が作りたいのは、断然「日本の桜」

せっかく貝合わせを作るなら、平安貴族の「雅」な雰囲気も出したい。だから、色はピンク、若草色、金の3色のみでシンプルに。

そして、繊細さや華奢な雰囲気は抑え目のピンクや、金色の細い枝で表現してみました。

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でも、肝心の桜となると、満開の豪華さと、ひらひらとはかなく舞う桜吹雪、どちらもも捨てがたくて...。

結局、欲張って両方の「春」をこの貝の中に埋めつくしてみました。

こうして、完成した「貝合わせ 2021年春バージョン」。まだまだハマグリの貝殻はいくつも残っているので、これから折を見て別バージョンも作っていこうと思います。

アトランタは福岡と同じ緯度で桜前線の到来が早く、我が家の桜は週末が満開で、今日あたりから散り始めました。
そして、あっという間に葉桜になってしまうことでしょう。

今、アメリカの桜前線はどのあたりかな??

桜の季節は本当にあっという間だけど、今年は貝合わせで例年よりも長めに桜と、そしてひな祭りの余韻も楽しもうと思います。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

この制作過程の一部は、Mika's Little BakeryのFacebookライブで公開しています。また、アイシングクッキー講座(オンライン)も開催しています。よかったら、ぜひ講座スケジュールもご覧になってみてくださいね↓

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