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ビタミンB3のポジティブとネガティブな副作用 No.13

エイブラム・ホッファー博士の論文を翻訳しました。
昔、FBへ投稿したのをこちらにまとめておきます。
No17までありますのでお楽しみに!
今回はNo.13です。

ナイアシンの痛風への効果

パーソンズは、痛風での血中尿酸値をわずかに上昇させるのは、
ナイアシンに起因しないと結論しました。

冠動脈薬プロジェクトでは、プロジェクト以前の平均尿酸値は6.75、
私がナイアシン療法始めて5年後には、6.80に変わりました。
ある男性患者の尿酸値が、8.0を超えてしまいました。
しかしながら尿酸結石や急性痛風性関節炎を含む、
痛風の症状は無く、取るに足らないことでした。
このことで、私もパーソンズと同様の結論となりました。
私は、痛風の危険因子としてナイアシンは考慮していません。

私の義父は関節炎と痛風の両方を患っており、
それぞれ独立した症状がありました。
彼の関節炎は、ナイアシンを服用している期間は治まりましたが、
以前と同様に、短い期間でくり返す痛風の症状には苦しみ続けました。
ナイアシンはこれらの症状の発現に対して関与しませんでした。
血中尿酸値のわずかな上昇は、ポジティブな副作用の可能性があります。

McCrackenによると、尿酸は中枢神経系を覚醒させる
有益な働きを持つこと、それは約2千万年前に遺伝的に変化した
尿酸活性の上昇をその理由としています。

ある大学の教授が、規制されていたコントロール値よりも
高い血中尿酸値は有効であることを発見しました。
尿酸も抗酸化物質であり、抗酸化作用は非常に有効です。

したがって、痛風の治療において、ナイアシンの使用を望む場合、
それを阻止すべきではありません。
もしも、痛風が発症したならば、ナイアシンは非常に有効的に
治癒を促すでしょう。

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