20時間かけてでもまた行きたい国、マルタ(1)ごはん編
新婚旅行で訪れたマルタ島のことをすっかり気に入ってしまった。夫も同じく、大変気に入っていたようだった。帰国してからも「マルタめっちゃよかったなあ!また行きたいなあ!」と二人で何度も言い合った。
ちなみにマルタはイタリアの南に位置する島国で、電車や飛行機を乗り継いで片道約20時間、家からホテルまでのドア to ドアだと丸1日くらいかかる。それなのに「また行きたい」と思ってしまう。
一体マルタの何が私たちをそんなに魅了したのか、振り返ってみたい。
ごはんがおいしい
旅行において、これはかなり重要なポイントだ。
日本のごはんがおいしすぎることもあり、海外の食事というとあまり期待はできないイメージだが、良い意味で期待を大きく裏切られた。
マルタにはいくつかの伝統料理があり、特に気に入ったのが「アリオッタ」というスープだった。トマトをベースとしており、たくさんのハーブや野菜、魚介を入れて煮込んだものだ。
これが抜群においしくて、滞在中はレストランに行くたびにメニューでアリオッタを探した。(残念ながら出会えたのは2回だけだった)
マルタを訪れたのは10月上旬で、昼間は30℃に迫る気温だったものの、夜になると少し肌寒くなる。そんなときにあたたかいアリオッタが体中に染み渡り、ハーブのおかげか食べ終える頃には体がぽかぽかとあたたまっていた。店によって具材や味付けが若干異なるのも魅力的だった。
それからパンのおいしさにも感動した。私はパンが大好きで、ハード系からソフト系まで色んなお店のものを食べているのでパンに関する舌は肥えている(と思っている)。
マルタのパンはホブズとよばれるもので、外側はパリっと香ばしく、中はもっちりと弾力があり、生地自体に若干塩気が感じられた(調べてみると海水をろ過した水で作られているからだそう)。
そのまま食べてもおいしいし、レストランではお通しとしてパンが出てくるのだけど、一緒にトマトソースやパテのようなものがついてきた。マルタパンを使ったサンドイッチもおいしかった(マルタではフッティーラというサンドイッチが定番)。こんなにおいしいパンがマルタでしか食べられないなんて、出会わなければよかったとすら思うほどだった。
ほかにも景色がめちゃきれいだったり人があたたかかったり、魅力がたくさんあったので、続きはまた今度!
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