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何ごとも「適当に」ね! #103

お疲れ様!

仕事は適当にね、と言うことがある。

この時の「適当」とはどう意味で言っているのか。

「適当」の言葉の意味を確認してみよう。

てき‐とう〔‐タウ〕【適当】の解説

ある条件・目的・要求などに、うまくあてはまること。かなっていること。ふさわしいこと。また、そのさま。「工場の建設に—な土地」「この仕事に—する人材」
程度などが、ほどよいこと。また、そのさま。「調味料を—に加える」「一日の—な仕事量」
やり方などが、いいかげんであること。また、そのさま。悪い意味で用いられる。「客を—にあしらう」「—な返事でごまかす」

goo辞書より引用

「適当」というと、どうしても3番の悪い意味での「いいかげん」というように捉えることが多い。つまり、雑や投げやりにという意味で捉えられる。

でも、私が言う「適当に」というのは、2番のほどよい程度にやってね、という意味。
決して、仕事自体を雑にとか投げやりにしていいよ、という意味ではない。


「適当に」を覚えた

私は、仕事で「諦める」という事が苦手で、「参った」をしない。
「自己紹介シリーズ」でも書かせてもらっている。

だから、昔から無理をしてきた。
若い頃は、上司に負けたくなくて、
法律事務所にいる頃は、自分より若い弁護士に負けたくなくて、
(弁護士ではないよ)
完璧を求めて
仕事をしてきたから、仕事に「適当に」という言葉がなかった。

元々負けず嫌いな性格。
私を育てた(仕事でね)師匠が、超完璧主義だったから、いつも私の仕事を0点か100点で評価していた。
これが原因だった。

おかげで可愛げのない女性に仕上がってしまった。
言いたいことははっきり言う、笑わない、笑えない、鉄仮面にね。

ところが、あるきっかけがあって、完璧主義を捨て、「適当に」なることにした。
そすると、肩の荷が降りたのか、ずいぶんとストレスが減った。自由な時間も増えた。

もちろん、仕事の品質を落としてはいない。
雑に仕事をしてはいない。

ただ、自分にとって、適切な程度に仕事をすることにした。


「適当に」と言う理由

私には、法律事務所時代からのスタッフがいる。

私が完璧主義で、いちいちうるさい人だったから、彼女も私が指示した仕事に対して完璧にやろうとする癖がついた。

当時は、コーヒーの淹れ方一つ、文句、、、じゃない、指導していたからね。
口うるさい上司だった。

彼女も放っておくと、突き詰めて仕事をしようとするときがある。
そんなとき、「適当にね」という。
そこまで求めてないよ、そこまでやる必要はないよ、という意味で言っている。

もちろん、彼女も私が雑にやっていいと言っているわけではないことはわかっている。

つまりは、仕事において、求められる基準や範囲が「適切もしくは適度な状態」ではないというときに、
「適当にね」と言っているのだ。


品質とコストとスピードの適度なバランス

例えば、残業してまでやることではない仕事だったり、求められる以上の品質を追求したり、スピードを求められているのに品質を重視していたりする。
本人はよかれと思ってやっている仕事が、実は上司や会社にとってデメリットだったりすることがある。

求められている水準や品質がどこなのか、それを効率よく達成することを目指していかなければらない。

仕事においては、
品質、スピード、コスト
これらのバランスが必要となる。
パフォーマンスを最大化させるためのに、どこでバランスがとれるのか、を判断していかなければならない。

要するに、経営者や上司は、その判断が瞬時に適切にできなければならないんだよね。
それを適切な時に適切な言葉で部下に伝えることもね。

なにごとも適当にね。


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