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昭和vs令和!世代間ギャップで生まれた私の葛藤

世代間ギャップ

「今の若い子たちは…」「上の世代は話が通じない…」

職場でこんな言葉を聞くたびに、私は心の中で「どっちの気持ちもわかる…」とうなずいている。

私は昭和の上司と令和の部下の間に立つ平成生まれのマネージャー。仕事の進め方、コミュニケーション、価値観…すべての違いに振り回されながら、「私って、どっち側の人間なんだろう?」と考える日々。


昭和の教え

「最近の若いやつは、すぐ時代のせいにするけど、結局は個人の問題だろ?」

上司のこの言葉を何度聞いたことか。確かに、昭和世代は「努力と根性がすべて」という価値観で育ってきた。

  • 「俺の背中を見て覚えろ」 … 具体的な説明なし、とにかくやってみろ。

  • 「飲みニケーションが大事」 … 飲み会で距離を縮め、本音を語る場。

  • 「努力は時間の長さで示せ」 … 定時で帰るのはやる気がない証拠。

例えば、ある日上司が「今の若い子は付き合いが悪い」と愚痴をこぼしていた。理由を聞くと、「二次会に誰も来ないから」。

でも、令和世代の感覚では「二次会は自由参加」。だから、誰も悪気があるわけじゃない。でも、昭和世代には「上司の誘い=ほぼ強制参加」という感覚が残っている。

私の心の声:「(いや、それは時代の変化だと思うんだけど…)」


令和の価値観

「仕事は大事だけど、それが人生のすべてじゃないですよね?」

ある日、部下にこう言われたとき、私はハッとした。

  • 「仕事の意味を知りたい」 … 指示の背景を知ることで納得して動く。

  • 「心理的安全性が最優先」 … 怒られる職場では力を発揮できない。

  • 「成長よりも自分の時間」 … 仕事はあくまで生活の一部。

例えば、ある日、上司が「もっと努力しろ。俺たちの若い頃は、患者さんが次々来ても文句ひとつ言わずに動いていたんだ」と言う。

すると、令和世代の部下が「いや、俺らだってちゃんとやってますよ!サボってるわけじゃないし」と少しムッとしながら返す。

平成の私(心の声):「(うわ、上司が“気合でなんとかしろ”って思ってるのが伝わってない…)」

令和世代は、根性論では動かない。納得しないと動かない。だから、ただ「やれ」と言われるだけでは困るのだ。


橋渡し役


どちらの言い分もわかる。昭和の上司の「とりあえずやれ」も、令和の部下の「納得しないと動けない」も。

でも、そもそも私が「どっちの味方か」って考え方自体、間違ってるのかもしれない。

例えば、こんな場面。

昭和の上司:「考えたらわかるだろ!」

令和の部下:「いや、具体的に説明してもらわないと…。」

平成の私(心の声):「(それ説明しないと伝わらないやつ)」

チャット文化に慣れた令和世代は「要点だけを簡潔に伝える」。でも、昭和世代は「細かいやり取りこそ大事」。

だから私は、その間に立って「お互いの言葉を翻訳する」役割をしている。

…でも、これって本当に私の役目なのか?


答えのない問い



結局、世代間の違いは簡単には埋まらない。

だからこそ、迷いながらも「それぞれが気持ちよく働ける環境」を作るのが、今の私にできることなのかもしれない。

…いや、それすら正解なのかわからないけど。

あなたの職場では、世代間ギャップに悩んだことはありますか?

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