運命と曲
最初に会った時、相手と自分がどんな関係性になるかなんとなくわかる。それは私の経験値からくるものが多いけれど、直感というのか、この人とは一生の付き合いだとかこの人は学生時代だけの人だとか、何かこの人とは不思議な空気を感じるだとか結構わかる。裏切られるだとか、好かれるだとか好きになって捨てられるとか、その予感は結構な確率で的中する。だから私は、悪い予感は自分でコントロールしてその結果にならないように避けてきた。結果は五分五分で、自分のコントロールが難しかったり、思いもよらない出来事が起きたり様々だ。
あなたは思い出に曲を付けますか?
過去の人限定というわけではないけれど、その時自分がよく聞いてたりした曲が、自然とその時の思い出だったり情景につきます。その人が思い出になった時にその曲を聴いて辛くならないようにわざと曲を付けないようにしたり、これにはこの曲がついて欲しいとアレンジをしたりもしてきました。
私はあの夏のあの日、いやもっと幅広いかもしれない、あの頃の日々をライブ映像を見ながら思い出して泣いてしまった
彼は最初会って、こいつとは一生友達だと悟った。相手が私のことを好きになることはないだろうし、私がこいつを好きになることはまずないと確信した。2人でいる時もあるし、数人だったりグループで仲良くなったり、思ったより長い付き合いになりそうなのには驚いた。それと同時に、私は一時の感情だけかと思っていた想いが全く冷めないことに違和感を感じていた。
2人でいる時間が増えて、段々と距離が近くなっていった、ひとつの口実を使いながら私はその時の時間をとても楽しんでいた。新鮮だった。どこからかおかしくなった。私が誘ったも同然かもしれない、あの時の情景やその時の雰囲気、それまでの経緯、全てが1人の歌手の一曲に詰まった。
くだらない話を2人でしよう
君を思い出す