迷いインコ
職場に迷いインコがやって来た。
グリーンとイエローの、鮮やかで綺麗な羽のセキセイインコ。
指を出したら乗ってくるし、少し飛んでも肩に乗って顔をつついてきたりして、人に慣れているからきっと誰かに飼われているんだと思う。
迷子のインコを見つけたら、どこに連絡すればいいんだろうね?
とりあえず、撮ったインコの写真で迷いインコ預かってますと入れたポスターを作りながら、警察に電話をした。
連絡するのが警察であってるのかわからないけど、もしかしたら届けが出てるかもしれないし、これから届けが出るかもしれない。
事情を説明すると、
迷いインコの相談は受ける事がないからあまりわからないと言いながらも、すぐに来てくれることになった。
警察で保護する事はできるけど、飼い主が見つからない場合、愛護センターに行くかもしれないこと、その後がどうなるかわからない。
電話でそんな話をしていたんだけど、こちらに向かう間にも調べてくれていて、飼い主が見つからなくても処分されるわけじゃないかもしれないと言われ少しホッとする。
結局その場にいたみんながどうすればいいかわからなかったんだけど、
私が電話している間、
段ボールにバーベキュー用の網と、紐とラップの芯でインコのとまれる場所まである簡易鳥籠を作ってくれた人
木を拾ってきてくれる人
レタスと水をお皿に入れて持ってきてくれた人
1人に事情を説明している間、もう1人の警察官にずっと飼ってきてるからと、インコの扱い方を説明してくれている人。
来てくれた2人の警察官も丁寧でやさしかった。
インコが現れて、警察に保護されて行くまで30分程度。
迅速。
すごく連携が取れてた。
いい職場だな。
ちなみに、警察で保護された迷子のインコは落とし物を扱う係に行くそうです。
警察署の鳥籠にすんなり入って行くあたり、やっぱり誰かが大切に育ててる子なんだろうな。
しばらくポスターを貼って問い合わせを待つことにした。
早く飼い主が見つかりますように。
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