暖簾の向こう側
和文化再生プロジェクト(仮)主催の樹心(じゅしん)です。まだまだ試作中ですが、おばあちゃんのよもぎ団子に近づいてきました。
いきなりですがこの字なんと読むかわかりますか?
暖簾__。
暖簾はドアの代わりに古くから使われてきたまさに、日本特有の文化です。
正解は”のれん”です。
暖簾について、知らない人はおそらく日本人にはいないけれど、暖簾について詳しい人は少なくなってきました。
古くから日本各地各家庭で、埃よけや風除けにも用いられ、気温を保つものにも用いられていました。
また結界の意味もあり、邪悪な気を寄せ付けないという意味もあったそうです。
間仕切りほど物理的に明確に分けるという役割はないが、あるとないので大きな違いがあるのれん。
物理干渉は非常に小さいものの、大きな効果を発するよくわからないものとも言える。”のれんに腕押し”などのことわざにも、その手ごたえのなさがよく表れています。
そこに存在し、風に靡く姿に、どこか故郷を感じさせる、日本人のルーツでもある”のれん”。
もともと「暖簾」という言葉には、店の信用・信頼・格式といった意味があり、
昔の商店の多くは入口に暖簾を掲げていました。
場所が違えど、暖簾が同じなら、同じ商品・同じサービスを受けられる・・
そういった昔の商売の風習から、「暖簾分け」という言葉が生まれました。
のれんの色は無限にあり、生地も多種多様。
非常に面白い__。そして、何が面白いって
暖簾の向こう側 は 別の世界 を感じるから。
暖簾の向こう側を想像し、ワクワクする人の気持ちがあるからでしょう。それはまるで、ディズニーランドやUSJのオープンゲートのように。
海外からの訪問者の多かった元職場で、日本のお土産は何を買うの?と聞いたら、”暖簾”や”風呂敷”はかなりの頻度で入っていました。
暖簾をくぐらなければわからない・・。
その曖昧さと奥ゆかしさ、凛とした暖簾の佇まいは、日本人そのものなのかもしれないですね。
だからこそ、ここはこだわりたい。
今、”暖簾”探しています。
最後まで読んでいただき、感謝しています☆彡
今日も優しい一日を。