見出し画像

「九井諒子展 &『ダンジョン飯』迷宮探索展」~京都国際マンガミュージアム

8月某日、展覧会を3つはしごするために京都に行ってきました。

1つ目は「日本の巨大ロボット群像」展。そのときの様子はこちら↓


「日本の巨大ロボット群像」展のあとに訪れたのは、京都国際マンガミュージアムで行われている「九井諒子展 &『ダンジョン飯』迷宮探索展」です。

「日本の巨大ロボット群像」展のあった京都文化博物館から京都国際マンガミュージアムまでは歩いて約5分の距離です。

京都国際マンガミュージアムは、国内外のマンガの収集・保管・展示およびマンガ文化に関する調査研究・事業を行うことを目的としてた日本初の総合的なマンガミュージアムとして2006年に開館しました。現在、約30万点の資料が収集されているそうです。

京都国際マンガミュージアムの入口。校門の趣が感じられます。


マンガミュージアムの建物は1995年に廃校になった瀧池小学校の校舎を活用しています。私が通っていた小学校にも木造校舎があったので、歩くとギーギーとなる床の音が懐かしかったです。

館内は撮影禁止でしたので写真はありませんが、床から天井まで埋め尽くすマンガの壁は圧巻でした。それも1室だけでなくて、あっちの部屋もこっちの部屋も、そして廊下もです。背表紙を見ているだけで楽しい。

このミュージアムが素晴らしいのが至る所に椅子(と机)があるところ。読みたい本を見つけたらさっと本棚から抜き取って、近くの椅子に座ってすぐに読めます。多くの人がマンガを読むのに没頭していました。

過去の読書体験を思い出したり、読みたかった本を見つけたり、気になったものはぱらっとページをめくって読んでいるとすぐに時間が過ぎてしまい、あやうくここを訪れる目的だった「九井諒子展 &『ダンジョン飯』迷宮探索展」を逃すところでした。


「九井諒子展 &『ダンジョン飯』迷宮探索展」は、写真撮影とその写真をSNSに掲載することが許可されていました。というか、むしろ「宣伝してください」とありました。

前半の九井諒子展では、短編集「竜の学校は山の上 九井諒子作品集」(2011年)、「九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子」(2012年)、「ひきだしにテラリウム」(2013年)や、連載作品「ダンジョン飯」(2014年)から複製原画が展示されていました。

そこでまず驚いたのが、マンガの原画ってもう手書きじゃなくて全てデジタルなんだ!ということ。


左側に表紙のラフが並べられていて、右側に大きく実際に表紙絵となった複製原画が並べられていました。


表紙絵の下のコメントで九井諒子先生がそれぞれの表紙絵の裏話的なことをコメントしていてこれがとてもいい。こういうの大好きです。


アニメのエンディングに流れるイラスト。

上の原画だと寝坊したのんきなライオスだけど、下のラフだとファリンを気にかけるやさいいお兄ちゃんの一面が見えます。


一緒に大ガエルスーツが着れる、顔出しパネル

別部屋にあった、顔出しパネル。勝手に等身大だと思っていたのだけれど、どうだろう?チルチャックが思っていたよりも低かったです。

そのほか、うやうやしく祀られたケン助やレッドドラゴンもいました。


この展覧会でグッズを購入した人に特典で配られるクリアファイルの書きおろしイラストもありました。センシが白髪だとかなりダンディーでかっこいいですね。



九井諒子展 &「ダンジョン飯」迷宮探索展
2024年7月13日(土)~10月8日(火)
京都国際マンガミュージアム


いいなと思ったら応援しよう!

ミイル、オランダ在住のアート好き
読んでくださってありがとうございます!いただいたサポートは美術館巡りに使わせていただきます!

この記事が参加している募集