未完成の部屋で
「厳しい残暑が続きます」と、今朝のニュース。涼しい日には、秋はもうすぐかな〜と喜んだり、かと思えば真夏の暑さで秋は遠いな〜とがっかりしたり。そうやって、気まぐれな気候に踊らされている最近です。
そんな中、東京での生活が始まってはや1か月。新しい暮らしにもだいぶ慣れてきて、当初はベッド、ダイニングテーブル、チェアと最低限の家具とダンボールが並んでいた部屋も少しずつ整ってきました。
あらためて住む場所を整えていると、自分の生活にとってなにが重要なのかを思い知る機会になるなと思います。例えば、つい昨日導入したデスク。それに伴い、しばらく箱の中で眠っていたモニターやキーボードなどの愛用品をセッティングしました。
引越し前はダイニングとデスクを兼用することも考えていたので、「しばらくはダイニングだけでいっか」と1か月過ごしていたのですが、やはりどこか落ち着かず。いざデスクを導入すると、居心地が一気によくなったように感じます。
よく考えたら、フリーランス時代は労働時間の7割くらいを自宅デスクで過ごしていました。お気に入りの機器をそろえて築いたデスク環境は、私にとって快適で、心地よい居場所になっていたようです。
特に欠かせないと感じるのは、2021年から3年ほど愛用し続けているKeychronのキーボード。この打鍵音、1か月ぶりに聞くとたまりません。しばらく期間が空いてから触ったときにも「あ、いい……」と思えるってことは、相当自分でも気に入ってるんだと思います。
今は出社が多いので出番は少なめですが、いずれ始まる定期的な在宅勤務の機会がめちゃくちゃ楽しみ。そして、今みたいに休日にパソコンに向かい、頭の中にある言葉を打ち込む時間もますます楽しめそうだなと思っています。
こうしてデスクがある程度整ったとはいえ、部屋全体としてはまだまだ殺風景です。カーテンなど即席で用意したものも多く、ちぐはぐなところもあって、まだまだお気に入りの空間とは言えません。
でもふと「あ、ここからの眺めがなんか好き」と思ったり、今の未完成な感じも、それはそれでいいなと思ったりすることもあって。なので最近は部屋でお気に入りの場所を見つけたら、カメラで記録しています。
特に今のところお気に入りなのが、ベッドまわり。IKEAで買ったカバーがシンプルだけれどすごく好みで、気に入っています。グレーの枕が大きすぎて、いい感じにセッティングできないのが地味な悩み。笑
サイドテーブルもまだないのでIKEAのスツールを代用中。でもこれはこれで、ナチュラルでいいなと思います。寝る前のお供たちも忘れずに。
このベッドからの眺めも好き。気が抜けるようなかわいらしいものを置いていると、目に入るたびに癒やされます。
「未完成」という言葉がぴったりの、まだまだ余白の多い部屋。でも、ふとしたときに「いいな」と思う瞬間や、これからどんなお気に入りを集めていこうかと思案する時間も、今はとても楽しいです。少しずつ、空間の余白を埋めていく。その変化の過程も、私なりに楽しんでいきたいと思います。