頭で思い描くこと
今回は、頭で思い描くことが英語力の向上にも役立つという視点について書きます。
英語を実用的に使うためには、ある程度の瞬発力が必要です。
日本語でさえ、文章を組み立ててからそれをコミュニケーションに使う過程を挟めばその分時間がかかる。日本は割と間を受け入れる場は多いでしょうが、世界ではそんな国ばかりではない。その事からも、瞬時に英語を頭から出せた方が有利になるのです。
そんな時に、頭で思い描くことに慣れれば実用的に英語を使いこなせるための道筋が少し開けます。
これはどういうことだろうか。
これは、頭に描く力があれば、英語を英語でそのまま捉える力が上がりやすくなるのを意味する。
例えば、英単語。
日本語の和訳を確認し、英語の意味を覚えるという過程を挟むのは第一、英語圏の方法とは異なる。
日本で日本語を覚えていった時はどうだったのだろうかを考えてみよう。
目の前にあるものを見て、その音声を聞いてまたは文字を見てその「あるもの」をひとつの実態ある「像」として頭にインプットしていたはず。
そのあと、誰かの真似事をして口に出してみた。書いてみた。そういう過程を踏んでいる。
読み書きの順は人様々だろうが、ある「形」を全く見ずして、その名称を覚える人などいただろうか。
なので、日本語とは異なる英語という言語でも、そういう考えを廃棄する必要性などない。
これは、
「りんご」「林檎」「アップル」
→ 「apple」
としなくても、
🍎
→ apple
とできるし、その音声も連想できるという考え方も大切という視点だ。
「りんご」「林檎」「アップル」
→ 「apple」→ 音声
になってばかりいないだろうか? という話である。
成人してから、まるで赤ちゃんのように言葉を覚えるのは無理な点もあるだろうが、かといってこの視点を忘れたら効率が下がるのも忘れるべきではない。
上手くいって最終的には
🍎 → 音+字 がパッと浮かぶのが理想。
単純な内容を分かりやすくするために、あえて書いてみたがこれを応用していく努力は悪くない。
なぜならこの視点は実は、色々な文法を用いた文章にも使用できるからだ。
文章を聞きながら読みながら、同時に頭で思い描くトレーニングを意識してしてみるのは英語脳を作るのに大変役立つ。
これは、視点をちょっと変えると動画なんかでも出来そうだ。初心者であれば極端な話、意味をとることを一度忘れてしまって、言葉を発する人の雰囲気だけ確認してみても良い。最初は、少し単語を拾えるだけで構わない。慣れるまでは。そこまでの我慢。
映像を観る時、
楽しそうだろうか。
不快感を持っているだろうか。
怒っているだろうか。
周りの様子はどうか。
どんな状況下なのだろうか。
そして、なぜこんな雰囲気なのだろうか?
映像と音をセットにしそこに集中してみる。
これは、想像力を高め脳の柔軟性も強化されるのではないだろうか。
最初は慣れないと意味がないと思うかもしれない。けれど、こういう頭で思い描くこと、言い換えれば「想像性」が後のコミュニケーションに生きてくる。
英語脳を手に入れるために、頭で思い描く練習もやってみて頻度を増やしていくのは、良い観点が沢山あるのです。
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使える英語力を強化するための、ヒントなど。
まとめています。